トウネンとソリハシシギ

今日の特急サザンは自由席でいいか、と後ろの9000系に乗ったら床がフローリングになっていたり、吊り輪が青いのに取り替えられていたり、かなりグレードアップしていました。

でも発車直前に気が変わってやっぱり12000系の指定席に移動。要は優柔不断なだけです。運転席右側には残念ながらバッグがドーンと。社内ルールが変わったわけじゃなく、前回の運転手さんが気を利かせてくれただけだったようです。

住之江の車庫にはラピート2編成が暇を持て余していました。12000系のリクライニングシートを倒して前席との距離感を撮ってみます。

尾崎到着。前4両12000系、後4両9000系。9000系リニューアルで僅かながらも12000系との落差が縮められたようです。

同様の指定席車と自由席車の併結は名鉄にもありますが、京阪のプレミアムカーやJR東日本のグリーン車も、さらには旧国鉄やヨーロッパの1等車も基本的には同じコンセプトな訳で、特急を大幅減便した近鉄も、奈良線で6連や8連の快速急行に2連の特急車両を増結したら多少なりとも増収になるはず。特急券じゃなくて、快速急行の座席指定券として販売するだけかと。快速急行だと増解結が大変なので、難波止の急行の方がいいかも知れません。コロナが落ち着いても、快適さを求める以上に、できるだけ空いている電車に乗りたいというニーズは減らないと思います。階級社会の復活と反論があるかも知れませんが、500円1000円の使い途、選択肢を増やすだけの話かと。

尾崎のファミマ前の川というか排水路にを覗いてみると、ミシシッピーアカミミガメというかミドリガメ。さらにカニを見つけてカメラを取り出していたら見失ったものの、ベビースターラーメンの袋に、クロベンケイガニ。

よーくみるとちっちゃなクロベンケイガニも。排水路はここで亅字に曲がって道路沿いに暗渠になっていて、覗いた場所の柵の下にアサヒ橋とプレートが取り付けられていました。どこが橋なのか不明、暗渠の先はどこから着ているのかも不明です。

尾崎の浜→男里川左岸河口

URの団地の中の植栽のアオスジアゲハ、ハナムグリも一緒に写ってました。白い花はニラだと思います。

石段の堤防に到着、足元の海面すれすれくらいをシギチが右から左へ横切って行き、石段の左端辺りに下りました。下りた先は上述のアサヒ橋の用水路の河口部分、いたのはイソシギでした。用水路から排出されたゴミが多くて、アップできそうなのは1枚だけ。

ファミマで買って来たおにぎりです。

アオサギがやってきて、海に長い白いウンチをしていきました。気になって鳥のウンチはなぜ白いのか調べてみました。実は白いのは糞じゃなくて尿だそうです(参考)。これだけ鳥の写真を撮っていながら鳥のことがまだ全然分かっていない自分です。石段の堤防へ降りる階段の手すりにイソヒヨドリ♀。

テトラポッドにイソヒヨ♂、イソヒヨ♀。

地面を横に広がっているのは薬草になるハマゴウ、草ではなく樹木です。地面に伸びた太い枝から小枝が上に伸び、可憐な紫の花を咲かせています。

男里川左岸河口に到着。ハママツナの水たまりの池はかなり小さくなってました。あっ、トウネン。

水が引いた分、茶色く乾燥した海藻やゴミが残り背景がきれいじゃないです。もう1羽いました。

また地形が変わったような気がする左岸河口です。先端でしばしボーッとします。

男里川左岸河口→尾崎の浜

菟砥橋のファミマで水を買って、トウネンをもう一度見たいので左岸に戻りかけると、菟砥橋右岸袂あたりにシギチの姿、たぶんいつものコチドリかと。でもこのまま左岸を進むことにします。

対岸でチュウシャクシギが水浴びををしていました。秋の渡りでチュウシャクシギはレアです。

キアシシギは殆どがもう南の国へ出発してしまったようですが、出遅れ組が残っていました。

ウミネコたちが一斉に飛び上がりました。ちょうどエバー航空B787がテイクオフ。

ハママツナの水たまりにちょうどトウネンが戻ってきたところでした。相変わらず汚い背景です。もう1羽もいました。

ツーショットです。

テトラポッドからみゃーみゃーという鳴き声、まさにウミネコです。

テトラポッドの下にキアシシギかと思いきやソリハシシギです。

他のシギチと較べて砂の奥までボコッとくちばしをつっこみます。

聞こえるのはソリハシシギの鳴き声じゃなくて、近くで海水浴している子どもたちの歓声です。でもソリハシシギも小さな体ににあわず鳴き声が大きいです。

飛んでいったかと思いきや、となりの浜に下りてくれました。

キアシシギよりも濃い黄色、山吹色の脚です。スナガニやコメツキガニの巣穴はそこらじゅうに広がっているものの、1匹も姿を見せませんでした。

ハマゴウの蜜を吸っているのは先週生駒で見たばかりのタイワンタケクマバチ。やはり生息域を急激に広げているようです。

いつものようにテトラポッドにキアシシギ。こっちに向かって飛び出しました。

近くのテトラポッドに止まって、旅立ちの挨拶に来てくれたようです。数千キロの旅、いっぱい食べて行かんとあかんで。

石段堤防の浜に戻ってきました。さっきのキアシ君らしき声がまだ聞こえてきます。JAL機が滑走路の端で旋回、出力を上げる音も聞こえてきます。

足の疲れと海風の心地良さで、もう立ち上がれなくて30分もここでボーッとしてました。

ランタナにイチモンジセセリ、ツマグロヒョウモンもやってきました。もうカメラをバッグに仕舞ったのでiPhoneで撮ってます。

尾崎漁港を超広角で。帰りも12000系サザン・プレミアムでした。

期待通りトウネンとソリハシシギに会えたけど、シロチドリに全然会えなかったのがいささか心残り。