蛾と蝶の違い
3200系で枚岡到着。上本町のコンビニでタバコを買っておくのを忘れました。コンビニを検索すると坂道を10分も下りきった170号線沿いまでありません。どっちみち枚岡公園内は禁煙なので、我慢することにします。
駅前の歯医者さんの「歯が痛いお母さんを心配する子どもたち」を鑑賞し、やまぶき堂さんでパンを買って行きます。
ランタナにオオスカシバ。
ずいぶんぱっちりした目です。形態も生態もホシホウジャクと似ていますが、どちらもスズメガ科の昆虫で蛾の一種。茶色い翅のホシホウジャクと違ってオオスカシバはその名のごとく透明の翅、ハチに似ているホシホウジャクに対してなんとなくエビに似ています。
枚岡公園
ガクアジサイやアジサイは見頃です。椋ヶ根橋で女性ふたり連れにスミマセン、あじさい園はどっちですか、と訊かれました。めちゃ遠いですよ、と方角を指差してはみたものの、ここからだと道順はちょっと説明できず、お茶屋さんで尋ねるといいかも、と逃げました。あじさい園には6年前にいちど行ったきりです。たぶんここからだと山道を1時間半くらいかかるはず。
小さな白い花をアップで撮ってみました。トキワツユクサ、南米原産の要注意外来生物ですが、透明感があってとても可憐です。
さくら広場でつくしのような土台に紫の花、さんざんググってウツボグサと判明。利尿や消炎に効く薬用植物だそうです。
近くにウツボグサとちょっと似た緑の土台に薄いピンクの極小の花、こちらは比較的容易にトウバナと判明。ウツボグサもトウバナもシソ科の植物です。
ヒラヒラとコミスジ。翅がもうボロボロになってました。
漆黒の翅に白いストライプ、オレンジ色の頭、ホタルガです。
細い葉っぱの上で器用に回転、触覚や足、それにお腹は青みがかってます。
蛾と蝶の違いは何か、クジラとイルカの違いは単に大きさだけで、一般的に4m以下はイルカです。蛾と蝶もチョウ目の昆虫、チョウ目は鱗翅目あるいはガ目とも呼ばれ、蛾と蝶に生物分類学上の違いはありません。コミスジはチョウ目タテハチョウ科、オオスカシバはチョウ目スズメガ科で、この「科」の分類で蛾か蝶かに分かれるようです。
翅を広げて止まるのが蛾、閉じて止まるのが蝶、とずっと思いこんでいたのですが、コミスジはいつも翅を開いて止まっています。アゲハモドキというアゲハチョウそっくりな蛾がいて、形態的な差でもないです。
英語でもmothとbutterflyに分かれるものの、フランス語では蛾も蝶もpapillonです。蛾をpapillon de nui、つまり夜の蝶と表現して区別しますが、オオスカシバやホタルガのように昼間の蛾もいくらでもいます。
どうやら人間の感覚で好ましいのが蝶、好ましくないのが蛾というのが一般的な分類になるようですが、そう決めつけてしまうと夜の蝶、バーやクラブのホステスさんたちに、もう帰っていいと言われるのは確実です。蝶も好きだけど蛾も好きなんだよね、とお茶を濁すのが最適解かも知れません。オオスカシバやホタルガってきれいなんだよね、と。
公園管理事務所前の庭園にもオオスカシバ、黄色い花はサンビタリアだと思います。
池島緑地
東花園で途中下車して池島へ。田植えの終わった田んぼ、圃場によってイネの密度が随分違ってます。準備しておいた苗代が足りなくなったということかな。田んぼの脇に三脚が立てられていて、どうやらタマシギがまだいるようですが、三脚からカメラマンが離れたままなので、戻ってくるのを待っているようです。
アマサギを期待していたのですが、いませんでした。なぜかヤギ。
行行子を間近で。
野球場にアオサギたちがポジションに就いています。9番ピッチャー、アオヤギに替わり、ピンチヒッター、アオサギ。いえ、特に意味はありません、口に出してみたかっただけです(^^)
福万寺バス停から山本駅へと思ったら北行のバスが先にやってきて慌てて反対側のバス停へ。ところが着いたのは東花園駅前じゃなくて河内花園駅前でした。
駅前に商店街はあるものの営業しているお店は少なく、ちょっと廃墟状態。今も賑やかな瓢箪山や新しい町の東花園と比べるとかなり寂れています。そんな中に点滅しているコロッケの看板。なんと肉の森田屋がここにもありました。額田駅前のお店とはお弁当の内容も違っていてかなり食指をそそられたものの、午後3時半という半端な時間なのにかなり並んでいるので、王将で遅いランチにしました。
高架になる前も含めて初めて利用する河内花園駅です。
iPhoneで撮り鉄していたらイソヒヨドリが下りてきました。程なく架線へ移動。