男里川河口の小さななかまたち

先々週会えなかったコアジサシを求めて再び男里川河口へ。8時15分のサザンに乗り遅れ、次は区間急行だったので樽井で下りることにします。

1000系区間急行のボックスシートをずっと独り占めで樽井に到着。小さな駅売店が今も営業中、店番のおばあちゃんが気持ちよさげに居眠りしていました。

男里川右岸河口

我が母校、泉南自動車教習所、教習車はどんどん新しくなっているものの校舎は当時と同じです。

樽井から男里川河口へ向かう場合、教習所海側から河口へ通じる遊歩道を歩くのは楽しみです。

遊歩道にもハマヒルガオ、海辺の道ならではです。生け垣に黄色い花がいっぱい、ビヨウヤナギと名札が立てられていました。

足元に咲いていた1cmほどの可憐な花、さんざん調べてシロバナマンテマと分かりました。シモツケも今が季節。

空中のヒバリに迎えられ、先々週はパスした男里川右岸河口です。

皆もう旅立ってしまったのか、先々週と違って鳥たちが全然見当たりません。その代わり、離着陸する飛行機が多め、ANA機は関空のフライト情報で見当たらないもののエンジンにギザキザがあるのでB787。スターフライヤーが羽田から到着。

時々ミュー、ミューとキアシシギらしき鳴き声が聞こえてくるものの見つかりません。いつものようにヤマトオサガニとハクセンシオマネキをチェックして左岸へ移動します。ハクセンシオマネキはウェービングを始めていました。

男里川左岸河口

川の真ん中でのんびり浮かんでいるのはカワアイサ、♂は初見です。くちばしの先端が下に曲がっているのが特徴です。なんどもあくびばかりしていました。

右岸の川辺にキアシシギが下りてきました。岩の下に隠れているのはイソガニ。

こちらも関空のフライト情報に掲載されていないスイスインターナショナルエアラインズ機、機材はよくわかりません。

チュウシャクシギペアが河口を遡ってきました。

ボラのジャンプ。砂浜の潮だまりに小さな魚が群れ泳いでました。たぶんボラの稚魚、オボコです。黒いのはオボコたちの影です。

甲羅だけで5cmはありそうな大きなカニ、可哀想に左のハサミと右側の全ての脚がもがれています。ハサミが毛に覆われていてモクズガニとわかります。残った左側の脚と右のハサミで器用に移動していました。左側ばかりだとどうしようもなかったはずです。脱皮するとたぶん脚やハサミは元にもどるはずですがそれまでがかなり大変です。ちなみにモズクガニではなくモクズガニです。自分も間違ってました。上海蟹もモクズガニの仲間です。

男里川左岸河口の先端です。おっ、チャイナエアラインのカーゴジャンボが滑走路端へ向かってタキシング中。

180°回転、一気に加速してテイクオフ。

チュウシャクシギが目の前を通過。シロチドリがあらわれた。

尾崎の浜

こちらも関空フライト情報で見当たらないJAL機、B787かな。尾崎の浜はひとっこひとりいません。

チュウシャクシギがあらわれた。ハマヒルガオはビーチパラソルを閉じたようなつぼみも多く、まだまだ楽しませてくれそうです。

シロチドリがあらわれた。キアシシギがようすをうかがっている。

シロッチがこんな座り方をするのは初めて見ました。

このシロッチ、足を怪我しているようです。右足だけで器用にケンケンで駆けています。

動画でその器用さを確認。モクズガニのように脱皮できるわけじゃないので、自然治癒を待つしかないのですが、鳥なので飛べるのは大きな強みではあるものの、採餌にはやはりハンデかと。

キアシくんはエビのようなものをゲット。小さな砂の山の載ったう○ち状のものはゴカイのふんかと。

ガルーダ・インドネシア航空A333、カタール航空 B777、順豊航空 B757、エバー航空 B787。エバー航空だけが旅客便ですが実質的には貨物便かと。コロナ禍の機長さんたちもさぞかし大変なはず。おそらく到着先でもホテルで缶詰ではないかと推測。

さっきのとは別のシロチドリペア。砂団子はあちこちに広がっているもののカニたちは姿を見せません。

七丁目浜六丁目浜

尾崎町七丁目の石段の防波堤にやってきました。ブイに着地しようとしているコアジサシ発見。よくみるとブイはコアジサシたちのふんで白く汚れています。テトラポッドの上、関空をバックにチュウシャクシギ。

沖を行く漁船、この時期の旬はシャコ、ハモ、サワラ、アジなどだそうです。一番手前の発泡スチロール製のブイにコアジサシペア。

関空南側に煙突のようなものが2本、ズームしてみるとクレーン船のようです。今日もとても気持ちいい尾崎七丁目の浜、一旦腰を下ろすとなかなか立ち上がれなくなります。

珍しく自撮りしてみました。帽子を忘れてきたので、さっき菟砥橋のファミマで買ってきたタオルを頭に巻いてTOKIOのキブンになってます。

淡輪のヨットハーバーに船を係留している友人に、自分が死んだらこの辺で散骨してほしい、と約束しています。この辺りに棲んでいるはずのスナメリたちの仲間に入れてもらうつもりです。それにしてもiPhone12 Proの青の発色は強すぎます。これでもレタッチして青みを抑えています。

Fedex B777がアンカレッジから到着。Google Mapで発泡スチロールのブイが確認できます。体長24cmほどのコアジサシまで自分が座っている場所から約130mです。

イソシギがあらわれた。キアシシギと違って足は黄色じゃなく、脇のところが切れ上がっているのが特徴です。

動きのなかったコアジサシたちが活動し始めました。六丁目の砂浜の入り江でコアジサシが垂直ダイブ。

砂浜に打ち上げられた海藻にキアシシギが隠れています。砂浜に回ってみるとキアシシギじゃなくてあらわれたのはコチドリ。

ハマヒルガオとコチドリ。なぜかずっと口を開けたまんまです。こっちの存在には気づいているはずも警戒心ゼロ。お友だちとして認めてくれているようです。