ぼんさんがへをこいた

悩んで悩んで考えて出かけてきました。ウチから30分歩いて難波駅南口の小さな改札へ。

9時10分のサザンの指定席は12000系、グリーン車レベルの快適車両が貸し切り状態は想定以上です。

かぶりつき席も空いてましたが、あてがわれた席は海側の広い窓の席なのでここで落ち着きます。岸和田城です。

再びラピート、iPhone12Proのx0.5はシャッターチャンスを逃しにくいと気づきました。男里川を渡ります。

尾崎に到着。いつもの海ですが、黄砂で淡路島は全く見えません。

すぐ近くにチュウシャクシギがやってきました。砂浜にもチュウシャクシギ、去年は会えなかったので2年ぶりです。チュウシャクシギは春と秋で渡りのルートが違っていて会えるのはほぼ春だけです。

ハマヒルガオが満開です。ハマダイコンもきれい。

チュウシャクシギです。シロチドリはここの住人。

いつものように、ぼんさんがへをこいた、とつぶやきながら少しずつ近づきます。シロチドリたちとキアシシギ。

危うく踏み潰しそうになったハマヒルガオのケーキ、ハマダイコンも添えられています。なんと11個もケーキが並んでました。

テトラポッドにキアシシギ、片足上げてくつろいでます。シロチドリも片足立ち、シギチたちが片足上げるのは足を冷やさないためで、くつろいでいる証拠です。

かなり食欲旺盛なキアシシギ、カニを捕まえる度に砂を洗い落として食べているようです。いつもながらの手ブレ動画はご容赦ください。

テトラポッドのキアシシギもカニをゲット。

このシロチドリ、足がずいぶん長く見えます。

テトラポッドの上をチュウシャクシギ。キアシシギは元の位置へ、まだ食べたりないようです。

ハマヒルガオのケーキを反対側から。その向こうの構造物は排水溝で、毎回ここで一休みする定位置です。ハマヒルガオの前にケルンが積み上げられていました。

チュウシャクシギのペア。

トウネンがいました。

行ってしまったと思ったらすぐさま戻って来てくれました。

まだ顔や胸が赤くなっていない冬羽のもいます。

ハマヒルガオの砂丘です。その向こうに第2ケルンが、さらにこの先に小さな第3ケルンもありました。

男里川左岸の潮だまりの周りにハクセンシオマネキ、繁殖期はまだ先なので、大きいハサミはそのままに、小さい方のハサミでせっせと何かを食べてます。なかなか不自由な生活かと。

男里川河口です。こちら左岸には潮干狩りの人たちとかいくらか人がいるものの、右岸には誰もいません。黄砂で関空も靄の中。

轟音が聞こえズームするとFedexのB777がテイクオフ。

川の真ん中でチュウシャクシギが水浴び。

すぐ近くでキアシシギが居眠りしてます。ぼんさんがへをこいた、で近づいて至近距離から。

メダイチドリです。目の大きさがよく分かりませんが、顔の黒い部分の殆どが目です。

メダイチドリを正面から。コチドリもいました。

メダイチドリが2羽、じゃなくて大きさがかなり違います。左はオオメダイチドリですね。

オオメダイチドリとメダイチドリです。

菟砥橋のファミマでトイレを借りて、いつものように右岸河口へは向かわず左岸河口へ引き返します。ハクセンシオマネキにはもう会えたし、右岸から樽井へ戻るとサザンが停まらないからです。

橋の上から河原のカワラヒワ。川の真ん中をゆうゆうと泳いでる50cm以上のでかいやつがいました。よぉく見るとおでこが平たくスズキ(シーバス)ではないかと。

このキアシシギはさっきと同じ子のようです。右岸先端近くにチュウシャクシギたち。

左岸先端波打ち際のチュウシャクシギです。

シロチドリの何とも可愛いポーズ。

排水溝の上に腰を下ろしてぼーっとしていると小さな砂丘の向こう側にシロチドリ、メダイチドリ、キアシシギたちがやってきてせっせと採餌しています。

もう少しぼーっとして、さぁ撮ろうと立ち上がったら、一斉に飛び立ってしまいました。一気に立ち上がったので驚かせてしまったようです。ぼんさんがへをこいたの鉄則を忘れてました。シギチたちは人が近寄ることより驚かせるのが拙いです。落語の鷺とりでも最初は遠くからさ~ぎ~と大きな声で、少し近づいて少し小さな声でさ~ぎ~、もっと近づいてぐっと小さな声でさ~ぎ~、とやるわけですが、とても正しいやり方です。Peachが石垣島へ向け飛び立ちました。

砂浜に砂団子が散らばっているもののカニたちは見当たりません。テトラポッドのキアシシギたち、自分よりこの子たちの方がよほどカニを探すのが上手です。

もういっぱいカニを食べて満腹したのか、楽しげに遊んでいます。

帰りのサザンは10000系、往きの12000系と較べるとかなりボロく感じる車内です。もちろんコンセントもありません。

難波に到着、車内設備はともかくも車体は12000系より10000系の方が魅力的です。最後尾の1号車だったこともあり朝と同様、南口を出てウチまで歩いて帰ったのですが、朝と違って日本橋周辺の人出にはちょっとビビりました。もっと早く出て昼過ぎまでには帰る、天下茶屋で乗り換える、といった工夫がまだ必要なようです。

歩行距離12.7km、20933歩でした。