広島出張

久々の山陽新幹線、新大阪駅中央口にズラリと並ぶ発券機からe5489で予約したきっぷを発券しようと5489ボタンを押すと「JR東海エリアを含む予約のみ対応」、久しぶりで忘れてました。やむなく、ずーっと歩いて在来線側JR西日本の発券機へ。そんなばかな、と感じるシステムが全然改善されていないです。

江井ヶ島付近を通過、この辺の広い田んぼを買収して車両基地を作るそうです。工事が始まる前に鳥鉄に行っておかなければ。

あまり考えないでアポの時間に合わせてのぞみ号を予約したのですが窮屈です。それに周りにお弁当を開くような人は誰もおらず、隣の席の人が寝てしまうのを待って新大阪駅2FのKYKで買ってきたとんかつ弁当を開いたのは岡山。

2018年7月の豪雨で途切れ途切れになった芸備線が漸く10月に全線復旧、40系タラコ色キハは三次行。志和口発のタラコ色キハ2連がかき取り式ホームの8番線に到着、たくさんの人が下りてきました。電化しても成り立ちそうな芸備線広島口です。

227系の運転手さんは起立して運転、隣の天神川駅までポイントが輻輳するための安全確認のようです。駅間距離が10km以上あるセノハチ越え、22.8‰の勾配がずーっと続き、千日前通を下寺町から谷九へ自転車で上っている時の感覚になります。227系正面窓の曲面で線路が歪んで見えます。

山の中にポイントがあります。錆びたレールの先はすぐ途切れていて、何のための分岐線かは不明。上りより下りの方が時間がかかるセノハチ越えです。

広島シティネットワークから113系は引退、完全に227系に統一されましたが、3連、4連、5連、6連、と色んな編成バリエーションがあります。

広島駅で下車せずに横川へ。1本見送ったら期待通り江波行元京都市電1915鞍馬号がやってきました。まだ行ったことのなかった江波へ向かいます。

広島出張の楽しみ、ツリカケ音です。

江波停留所の先に江波車庫、元西鉄福岡市内線3000形と元大阪市電900形が見えます。

車庫に沿って歩いてみると、窓の中に見えるのは被爆電車の650形654号のようです。その隣には、セ・リーグ3連覇おめでとう、去年は優勝できなかったので、一昨年のものです。

江波は普通に住宅地、駅前には元マダムジョイ(広電ストア)のマックスバリュがあるだけで、同じ終点でも広島港の方がずっと面白いです。

1900形1912大文字号で戻ります。

土橋で乗り換え、5000形Green Moverの前方ドア前かぶりつき席ゲット。相生橋右手に原爆ドームが見えます。

Made in Germanyの日本で唯一の輸入電車、かなり特殊な運転台の操作ボタン類です。八丁堀で下車。

いつもどおり、立町の善吉さん、おまかせの熱燗で最初の1杯は鳥取、山根酒造所の八割搗き玉栄。2杯目は京丹後、木下酒造の玉川純米酒(山廃)原酒、イギリス人杜氏さんの酒蔵です。つまりニッカウヰスキーのマッサンの逆ということですね。

3杯目は同じ木下酒造の賄い用のお酒、これが飲みやすくてビックリ、二級酒らしく、ちろりにいっぱい入っているのも嬉しいけど、決して安っぽい味じゃないです。

ええ塩梅になって立町の電停へ戻ると、やってきたのは最新型の5200形Green Mover APEX、これまでの連接式超低床車よりさらにカッコよくなってます。

車内は5000形や5100形よりロングシートが増えてます。純国産ですが、運転台のボタンは5000形を踏襲していて運転席肘掛けにも操作ボタンがあります。操作方法が全然異なる元京都市電の1900形と5200形Green Mover APEXで同じ運転手さんが運転するのかどうか、今度聞いてみたいと思います。

前方ドア前かぶりつき席は1.5人分くらいに広くなりました。遠からず廃止される猿猴橋町停留所を撮っておきました。

ちょっと阪神国道線の電車を彷彿とさせる大きな窓、2019年のグッドデザインを受賞しています。

10個の赤いLEDが三角に並んだ尾灯もかっこいい。降車ホーム脇の街路樹からムクドリの賑やかな声はいつもどおり。

JR九州車のさくら号で帰ります。4列ふかふかシートで、のぞみ号よりずっと広くて快適なことを忘れていました。