月影の老木

異常な暖冬、今日の大阪の最高気温は19.1℃、1月としては観測上最高気温だったそうな。梅林も明らかに例年よりかなり開花が早いです。

緑萼と月の桂。

傳粉と単弁跳枝。

艶やかなのは日光。

こちらは蓮久、まだ若木ですが年々艶やかになってます。

旭鶴。

ロウバイは花の透明感がなくなり黄色が濃くなってしまいました。中にはもう茶色くなってしまったロウバイも、後ろの濃い紅は鹿児島紅。

月影の老木をチェックし忘れていたので、戻ります。

月影のじいちゃん(ばあちゃんじゃなくて、なぜか、じいちゃんだと感じます)、めちゃ頑張ってました。純白の花で満開、何年も見てきた月影ですが、こんなに見事な花を咲かせているのは初めてでビックリ!

上へ上へと純白の花束を掲げる月影、白梅でも緑萼のような青みがかった白梅、旭鶴のように桃色がかった白梅が多い中、月影は純白、RGBだと(255,255,255)、16進数だと#FFFFFF、です。

月影の白、鹿児島紅の紅、ロウバイの黄色、天守閣の瓦の緑青の青。

2本の添木で支えられた月影、幹の根本は大きく欠けてしまい、まさに首の皮一枚でつながっています。

幹は殆ど空洞になっていて、その上は裂けてしまっています。よくもこの状態でこんなに見事な花を咲かせるものです。

ちょっとした風が吹くだけでゆらゆら、ゆらゆら。それでも大阪城公園内の木々をボコボコにしてしまった2018年9月の台風21号にもしっかり立ち続けました。

2015年2月11日に撮った月影です。3本の添木で支えられていて、首の皮も少し厚かったように見えますが、現状とは大差ないです。梅林管理者さんたちの繊細なケアの故だと思います。ただ5年前よりまだ半月も早いのに今年はもう満開、暖冬が月影に力を与えてくれたようです。

雁木坂から梅林を俯瞰、真ん中の白い花が月影です。今、梅林で一番輝いてます。

本丸に上ると風が強く、大峰山脈もよく見えます。金剛山はくっきり、雪は被っていません。

梅林では会えなかったけど、城南のソメイヨシノにメジロ。

中国語が激減して、韓国語が目立つようになった大阪城公園です。