日本一海に近い駅が廃止
眠れなくてYouTubeを見ていたら、池の浦シーサイド駅が3月のダイヤ改正で廃止と分かりビックリ。1年に4日だけ営業していた駅で、2017年7月に訪問、他に類を見ない魅力的な駅でした。
てっきりその後も年4日は営業しているものとばかり思っていたら、2018年、2019年は1日も営業せず、ついにこの3月で正式に廃止が決まったようです。
訪問時のブログとできるだけ重複しない写真をAmazon Driveから引っ張り出してきました。
伊勢市駅窓口で購入した池の浦シーサイド行乗車券で池の浦シーサイド到着(駅名標の写真は再投稿)。訪問時は潮位が高く、駅ホームの外はすぐ海。
ワンマン列車ですが運転士さんの他に乗務員さんいて集札、黙ってそのまま下車すればいいものを、正直に記念にきっぷをくださいと乗務員さんに言ったらダメですと言われました。コレクションの趣味はなく、その時は大して気にならなかったものの、駅が無くなるとなった今、改めて惜しくなりました。
リアス式の海岸線に沿って90度カーブして鳥羽駅へ向います。
駅ホームは石垣の防波堤の上にあります。日本一海に近い駅(だった)と断言して問題ないと思います。行ったことのない鶴見線海芝浦駅もほぼ同じ構造ですが、ネットの写真と比べるとホーム柵の外の幅は池の浦シーサイドの方が狭いです。
駅は小さな湾に面していて、湾の反対側へ回り込むと、水辺の駅に停車するキハを収められます。駅の向うの丘の住宅は別荘地です。元々鉄道利用は殆どないでしょうし、国道42号線には三重交通のバスが1時間に1本くらい走ってます。
一眼レフを肩に掛けた鉄ちゃんがひとりだけのホーム。列車じゃなくてクルマで駅を訪ねる人もいて、Wikipediaによると2017年の年間乗車人員は31人。自分も下車しただけなので、この中には入っていないはずです。
2017年の運行時刻のメモが残ってました。
運転日: 7月29日、7月30日、8月5日、8月6日
- 919C 伊勢市10:57 → 池の浦シーサイド11:18 → 鳥羽11:21
- 925C 伊勢市13:43 → 池の浦シーサイド13:59 → 鳥羽14:02
- 922C 鳥羽 11:35 → 池の浦シーサイド11:39 → 伊勢市11:54
- 932C 鳥羽 14:29 → 池の浦シーサイド14:33 → 伊勢市14:48