鳥枯れ続く
あまり時間が無いものの紅葉が見たい、京都行きたいけど、ちょっと遠いし、(特に目的地へ着くまでが)混んでるし…、つーことで再び奈良公園。
2+2+6の10連快速急行を先頭車付近で待っていたら、前4両は西大寺で切り離しと分かり、後ろへ移動。ドアが締まりそうになったので、4両目に乗ったら満席、ついてないなぁ、とふと見ると「レンケツ」が空いていたので移動。真中じゃなくて右側に配置されたドアを開けて入ります。
高校、大学と南海7000系や7100系のレンケツに乗るのが大の楽しみだったのを思い出しました。
いつも運転手さんがバッグを置くことに文句を言ってる右側前面窓前の棚に自分のバッグを置いてみます。その下に見えるレール。
枚岡の勾配を上ります。ライナーズvsシャトルズ戦を見に行ったばかりの花園ラグビー場が見えます。
生駒から東生駒まで大阪メトロ20系回送と並走、目の前の角度と違って9020系の曲面窓に20系先頭車が映り込んでます。
反対側にいた親子が下りたので移動、学園前ホームのドトールはいつの間にか全席禁煙になってしまいました。
9020系ならではのS字のレンケツ通路、レンケツ扉は曲面です。
ここまでアップにするとLEDもくっきり写ります。青空が広がってきました。
西大寺に到着、すぐさま解結作業が始まりました。まずは貫通幌が外されます。前4両に乗っていた人たちがどかどかっと下りてくる中、人の流れに逆らって解結作業を見守り続けます。
密着連結器と電気連結器が外れます。前4両は西大寺車庫の引き込み線へ。後ろ6両の先頭車はぎゅうぎゅうの満員、乗るのを諦めて見送ったら後ろの2両はガラガラでした。
次の奈良行は京市交10系、運転席後ろに何故か小窓。
東向商店街から聖公会奈良基督教会を右手に興福寺への坂、このルート歩きやすくて、五重塔がせりあがってくる眺めはインパクトあります。
紅葉、まだOKでした。荒池へ向います。鳥の声が聞こえてきて、木陰に影が見えるものの、ようやく撮れたのはコゲラだけ。
人通りが多いのは、近鉄奈良駅から大仏殿、あるいは春日大社へのルートだけ、そこからちょっと外れるだけで静かです。
カイツブリが5羽ほど浮かんでます。その脇でカルガモがお取り込み中。
鷺池の紅葉。こちらはホシハジロ。
もう黒くしわくちゃになってしまったモミジも少なくないものの、今が見頃や未だ青モミジもあります。メジロらしき影がたくさん飛び交っているものの、撮れません。
南大門前は嵐山状態。
大仏池です。池の北側の建物は正倉院西宝庫、池に映り込んだ雲が綺麗です。
西側へまわり、大仏殿と大仏池。2週間前と同じアングルですが、大きく木のレイアウトが変化、真っ黄色だったイチョウや真っ赤だったモミジは落葉、まだ青かったイチョウやが鮮やかになってます。鹿は湿地に1頭寝そべっているだけ。
大仏池北側のモミジの並木、ばっさり落葉した木もあるもののまだまだ綺麗です。イチョウが映り込んだ黄色い水面に真っ赤なモミジ。
モミジの窓です。東側の湿地へ下りてみます。目の周りが緑じゃなくて黒く見えますがコガモです。
モミジが映り込んだ赤い水面にセグロセキレイ。
2週間前、みんなが下から見上げていたイチョウは見事に裸んぼ、足元はふかふかの黄色いのカーペット。
大仏殿裏から二月堂裏参道を上ります。レンタサイクルじゃなくて、やはり歩かないとこういう道は楽しめないなぁ、と思ったら新聞配達のカブが石段のヘリのを器用に降りてきました。光を透かすとまだまだ綺麗な紅葉です。
多くの人が行き交う大仏殿交差点を渡ったところ、向こうから10頭くらいの鹿軍団が向かってきて、交差点の方に向かって行きます。
赤信号みんなで渡れば怖くない、という感じです。周りの観光客もあっけにとられ見守っています。トリミングしてしまったのが残念ですが、みんなを素敵な笑顔にしてくれる鹿たちです。
空がとても綺麗な一日。せめてアトリにでも会えればと思っていたのにハズレ。奈良公園が鳥枯れというより、自分が鳥枯れです。