アサギマダラの不思議

ひさびさに淀川へ。

ANA C-3POジェットとHELLO 2020ジェット。

赤川のヒガンバナは葛城古道よりずっと遅く、まだつぼみも少なくないです。高校裏の水路にホテイアオイ。花を咲かせてやっと何の水草かが分かりました。

毛馬でアサギマダラ、水路を挟んだ20m先に3頭。去年も4年前にも同じ場所、同じ時期にアサギマダラを撮ってます。つーか、自分はこの時期同じ場所でしかアサギマダラを見たことがありません。

渡りをする蝶、信州や南東北の高原で夏を過ごし、沖縄や台湾へ向かう途中、ここでエネルギー補充、白い花は特定外来生物のミズヒマワリです。アサギマダラの寿命は羽化してからせいぜい4ヶ月程度、ということはこの狭い場所のミズヒマワリの情報がDNAとして受け継がれている、ということのようです。

ミズヒマワリには、アサギマダラが好むことで知られるフジバカマと同じく、花の蜜にピロリジジンアルカロイドという毒性物質が含まれていて、アサギマダラはこのピロリジジンアルカロイドで天敵から身を守り、♂はフェロモンを生成するそうです。

ちなみにピロリジジンアルカロイドPyrrolizidine alkaloidと聞くと、胃潰瘍の素のピロリ菌Helicobacter pyloriを連想してしまいますが、ピロリのスペルが全然違うので関連性は無さそうです。

透明感のある翅、アサギマダラには自分も子供の頃から苦手な鱗粉がありません。

帰り道、神社裏でコサメビタキ。