カニ、シギチ、だんじり
今日からだんじり祭りも予定していたツアーが事情で中止、岸和田を通り過ぎて男里川へ。
尾崎の浜です。駅からここまで僅かな日陰を選んで歩いてきたものの、浜には日陰なんてありません。でも海風が涼しい。海の真ん中の水しぶきはボラが飛び込んだ跡、50cmクラスが飛び交ってました。
中国南方航空A320がA滑走路を北向きに離陸。
チャイナエアラインA330-300が着陸、明石海峡大橋も見えます。チャイナエアライン・カーゴジャンボが離陸、旅客機と較べて上昇が急角度です。
ほぼ満潮で潮位は50cmくらい。関空連絡橋が美しいです。去年の台風21号でタンカーがぶつかってから完全復旧まで半年以上、今いる遊歩道の剥がれた敷石が整備されるまで1年近くかかりました。南房総のことを思うと心が悼みます。
岸壁の外の木陰にいつものニャンコたち。
スナガニ
イソヒヨドリ♀の凛々しいポーズ。あっ、砂団子。
暫く身動きせずにじっと待っていると出てきました、スナガニ。
テトラポッドから周りを伺ってるイソヒヨドリ。穴から出てきたのは黒いスナガニ。
目の後ろまで黒くて甲羅が灰色のスナガニと全体が赤っぽくて砂模様の甲羅に擬態したスナガニ。個体差じゃなくて、脱皮する度の変化ではないか、と思ったら、そうじゃなくて、周囲の状況に応じて変化するそうです(参考)。
スナガニ動画です。砂団子の製造工程がよく分かります。
同じスナガニとは思えないくらい見た目が違ってます。ちなみに砂に擬態した小さめのスナガニはコメツキガニに似ていますが、コメツキガニは甲羅がおむすび型に対しスナガニは角型で目を収容する窪みスペース付、コメツキガニの目はマッチ棒に対しスナガニは豆付もやし、コメツキガニのハサミは左右ほぼ同じサイズに対しスナガニは左右いずれかがかなり大きめです。バンザイポーズのウェービングはコメツキガニです。つーことで前回コメツキガニとした投稿は間違いが多いと気づき一部修正しました。
スナガニが1匹とスナガニが3匹の写真です。
尾崎の浜のもう少し北側、前回と同じ場所にも砂団子アート、残念ながら人間の足跡に踏み潰されています。
中には巣穴の周辺にかなり大きな砂団子、よほど大きなスナガニかスナガニもどきが棲んでいるのか、と想像していたものの、スナガニが穴から掘り出した砂、と判明。
こっちのスナガニたちはさっきのスナガニたちより警戒心が強く、なかなか穴から出てきてくれなくて、10m近く離れて漸く出てきてくれました。足跡近くでせっせとまた砂団子を製造しています。たくましい。
シギチたち
キアシシギがポツンと。
ソリハシシギが間近な砂浜をかけっこ。ボコッと砂の奥深くまでクチバシを突っ込みます。
走りっぷりはシギらしからぬ軽快さ、シロチドリやコチドリみたいです。
たっぷり遊んでくれたソリハシシギたちです。
男里川河口左岸のハママツナ群生に囲まれた水たまり、よく見るとハクセンシオマネキ多数、男里川左岸でハクセンシオマネキは珍しいです。
左岸先端すぐ近くを小さな漁船、水際でもそれなりに程度水深があると分かりました。と、ウミネコたちがバタバタっと飛び立ちました。漁船に驚いたワケではなさそうです。
なかなか壮観です。つられて飛び立ったカワウも混じってます。
ウミネコたちは上空をぐるっと回って戻ってきました。左岸先端にはつられなかった冷静なカワウたちが残ってます。
水辺にソリハシシギ。
シロチドリもいました。幼鳥っぽいシロチドリ、可愛いです。
上空をミサゴが通過。
いつの間にか離陸は南向き、確かに南風が吹いてます。中国国際航空A330-300北京行、南向きの離陸は、ここからだと殆ど轟音が響かなくなります。
首の周りが黒くないすらっとしたチドリはオオメダイチドリ。
男里川の流れを覗き込んでみるとイソガニ多数、ケンカしてます。
イソガニも色は様々、緑のブチブチがカッコいい。
コチドリもいました。
おっと、トウネンも。成鳥でも幼気な目つきのちっちゃいトウネンですが、シベリアやアラスカから男里川河口経由でオーストラリアやインドネシアへ向かいます。
トウネンにも会えたし、かなり歩いたので今日は右岸河口は寄らずに帰ります。樽井駅への途中で見つけたかき氷屋さんのTシャツ看板が涼しげです。
なんば行普通は1000系、隅のボックス席が空いていたので、ビショビショになったシャツを脱ぎます。
だんじり
かなりくたびれましたが、やっぱり気になるので岸和田で途中下車。icocaだと直前まで悩めるのがいいです。
岸和田天神宮前の交差点、立入禁止エリアの支柱がだんじりの車輪と梃子でできてました。わが町別所町のだんじり、大工方の若い衆、カッコいいです。と、別所町のTシャツを着た義妹にばったり。
また来年、じっくりと。