翅の欠けたイシガケチョウ

そんなに暑くはなさそうなので枚岡公園へ。

上本町9:31西大寺行普通の5800系LCカーに乗車、鶴橋で並んだ五十鈴川行急行も5800系LCカー、でも日曜なのにあっちはロングシート設定。こっちの普通がロングシート設定で長距離急行の向こうがクロスシート設定というのが常識的かと思うのですが、どうも近鉄のLCカーの運用は理解できません。それはともかく、近鉄のウンチクですが、LCカーがロングシート設定なら車端部の固定のロングシート部分がおすすめです。グラグラしがちなLCのシートよりふかふかで座り心地が全然違います。

乗る前に食料調達を忘れてきました。このまま枚岡で降りると、駅前はコンビニもなくてパン屋さん(結構美味しい)1軒しかなく、調べてみると日曜は定休日。時刻表をチェックすると瓢箪山で4分停車、瓢箪山駅にはファミマがあったはずです。さらに時刻表をチェックすると、そのまた4分後に次の普通があるので、8分もあれば余裕でサンドイッチが買えそうです。

なぜ4分間隔で普通電車が続行しているのか、乗車した普通は八戸ノ里で特急と急行に抜かれ、さらに瓢箪山で快速急行に抜かれ、上本町から枚岡まで29分かかってます。9:40発の西大寺行普通は、快速急行に1回抜かれるだけなので、枚岡まで24分で着くためです。でもこの普通も石切でその次の急行に抜かれるので、上本町-西大寺だとほぼ同じ所要時間になってしまいます。

瓢箪山に到着、エスカレーターを駆け上がってみると、あれれ、ファミマは改札内からは入れない構造になっていました。やむなくまだ停車中の乗ってきた普通電車に戻ります。で、額田の森田屋の向かいに小さなスーパーがあることを思い出しました。枚岡の駅前をチェックするとパン屋さんはやはりお休み。額田まで続けて乗車、サンドイッチをゲットしました。

額田駅から桜の園へ、特に何も見つかりません。いつもの額田山展望台ではなく、久しぶりに枚岡山展望台へ行ってみることにします。額田山展望台よりかなり距離があります。

枚岡山展望台、標高248mからの眺め、額田山展望台より13m高く400mほど南に位置するだけですが、額田山展望台の景色と微妙に違ってます。

鶴見緑地がよく見えます。展望塔は長く閉鎖されたままです。

真正面に大阪城公園、天守閣東側本丸の石垣上からこっちを撮っている自分が見えてきそうです。

東花園検車区にはアーバンライナー。瓢箪山駅を阪神1000系が通過。

目を右に向けると大阪メトロ20系。但し額田山展望台とは違って足元を走る近鉄電車は音しか聞こえません。大阪湾の向こうには高取山。

同じルートを下ります。この時期、羽虫が多くてかなりウザいです。汗だくの自分にまとわりついてきます。最低限うちわを持ってくるべきでした。

桜の園に戻っても豊浦川の渓流でも、何も見つからず、公園の外に出た前回オニヤンマやニホントカゲのアップを撮ったお気に入りの崖の斜面へ。アジサイがまだ綺麗な花を咲かせていてビックリ。大きな花を茎が支えきれないようです。

ヤマトシジミがいっぱい舞ってます。オニヤンマもいたものの撮れず。トカゲはいませんでした。人通りがないのでシャツを着替えます。苦労してゲットしたサンドイッチを食べるのを忘れていたので、ここでムシャムシャ。

オレンジ色の小さなユリのような花はキツネノカミソリ。

崖の上の方をヒラヒラ舞っている白い蝶、残念ながら翅が大きく欠けてしまっていますが、しっかり飛翔しています。ウチに帰ってビックリ、イシガケチョウでした。

ホシミスジがじっくり撮らせてくれました。

ヤマトシジミもようやくじっと止まって撮らせてくれます。

ふと目を上げると栗。狂気的に暑かった夏もそろそろオシマイのようです。

まっすぐ帰らずにひと駅だけ電車に乗って瓢箪山へ。駅南側商店街の花まる亭、お弁当屋さんの奥が洋食屋さんになっています。オムライスを注文したら、壁に貼ってあったビフカツが気になって慌てて注文変更。揚げ方はどうします、と聞かれ、普通で、と答えてしまったものの、レアにしておけば良かったです。ビフカツなるものを食べたのはたぶん初めてです。