コロッケとアカシジミ

学研北生駒駅近くのお寺へ母の墓参りを済ませ、北生駒へは戻らず通りかかったバスに乗って学園前へ。母が入院していた病院の前を通り過ぎました。学園前の駅から歩いて10分ほどの何度も通った道です。結局母はこの病院から帰ることはありませんでした。もう4年も前なのですが、昨日のことのようです。

北口も南口も学園前の駅周辺には相変わらず食指をそそる店は見当たらず、とりあえず難波行の区間準急に乗ります。枚岡駅前のパン屋さんでカレーパンでも買って枚岡公園でと考えていたら、額田駅前の肉屋のコロッケが美味いと聞いたことを思い出しました。

小さな肉屋さんをイメージしていたら大きな建物にビックリ。額田から帰ることはあっても額田で降りることは少なく、駅のすぐ西側にこんな大きな肉屋さんがあるのに全然気づきませんでした。1階の精肉売場でコロッケやお弁当を売ってます。ショーケースにはいろいろ並んでいるものの、やはりベーシックなコロッケ弁当にしました。

温かいうちに食べたいものの、さくら広場で食べると美味しさが全然違うはずでしばしガマン。キビタキの鳴き声を楽しみながらさくら広場到着。そこかしこにテングチョウ。

出来上がってからもう30分近く経っていますが、お弁当はまだホッカホカ。コロッケの他にメンチカツ、それに大好物の牛肉のしぐれ煮も入ってます。

ホーホケキョを聞きながらのランチは最高、お肉もたっぷり入ったホクホクのコロッケは絶品。

豊浦橋の上を見覚えのあるオレンジ色の蝶が舞ってます。しばらく見てると葉っぱに止まってくれました。ゼフィルスのアカシジミ。

全部で25種いるゼフィルス、まだ3種しか会ったことがないのにアカシジミは3回目です。

さくら広場からの風景、予報では晴れるはずが曇ったままです。いつもの急坂を額田山展望台まで登ってみたものの、特に何も見つからず近鉄電車を撮っただけで下ります。

豊浦橋まで下りてきました。葉陰に隠れていたヒヨドリが飛び出してはホバリングして何かの蜜を吸っています。下りてきて欄干に止まりました。

渓流沿いの坂道を下りかけると、二人組の女性。中国語を話していて、こんなところまで、と思っていたら、トングを手にゴミ拾いしながら下山しています。大変お見逸れしました。

不思議な花を見つけました。5枚の花びらの内、下向きの2枚だけ大きくて真っ白、上向きの3枚はうすいピンクに紅い斑点、「大きな白い花びらが2枚、ピンクの小さな花びらが3枚」をキーワードに漸く判明しました。ユキノシタです。真ん中から、おしべやめしべがむき出しになっています。黄色い部分は花盤というそうです。夏の初めに咲く花なのに、なぜか雪の下、かなり気に入りました。

公園を出た住宅街に水色の一本線の黒い蝶、ルリタテハです。

内側はとても美しいのに外側はあまり美しくはないです。軽トラのフロントに止まり、ちょっとだけよ、と内側を見せてくれます。