NORWEGIAN JOY

天保山に17万トンクラスという超巨大クルーズ船入港、歓迎放水の消防艇が間近で見られるはずのシーサイドコスモへ。

入港1時間前にシーサイドコスモに着いたら既に消防艇まいしまが港口に待機していました。岸壁にはずらりとカメラマン、珍鳥が出た時の大阪城公園みたいです。風が強く波も高いです。

Norwegian Joyが入港してきました。まいしまとは別に小さな消防署のボートが波に大きく揺られています。消防救助艇ゆめしま1号です。

ほどなく放水が始まりました。

カラー放水の向こうをしずしずと。

Norwegian Joy、167,725総トン、現時点で世界第8位の大きさのクルーズ船です(参考)。

上には上があるもので、世界一は23万トン。波が防波堤を越えて来て自分も濡れました。

4色の放水、乗組員は防火服を着た消防士さんです。

放水銃が垂直に変わりました。

うねる海も全然問題無さげです。船体の花の絵は無い方がカッコいいと思うのは自分だけでしょうか。

ノールウェージャンクルーズラインというアメリカのクルーズ会社の船ですが、バハマ船籍で上海/天津が母港です。

まいしまが帰っていきます。真後ろから見ると船には見えません。

南港野鳥園へ行こうか迷っていたら、ひょうたん池で一緒にカワセミを撮ってる顔なじみさんとばったり。鳥と船、何か自分たちを惹きつける共通点がありそうです。

やっぱり風が強くて寒いので野鳥園は止めて天保山に来てみると、Norwegian Joyは旋回しないでそのまま岸壁に横付けされていました。天保山の交差点からだと突然ホテルが建ったみたいです。周辺に数十台のバスが待ち受けています。

屋上のプールのウォータースライダーは透明のチューブが海の上にせり出しています。傾斜もかなりで、絶叫マシンレベルかと。

埠頭側では歓迎の和太鼓のお嬢さんたちが太鼓を片付けていました。柴島高校和太鼓部の皆さんです。

日の丸がはためいています。並んではためいているのはノルウェーの国旗じゃなくてノルウェージャンクルーズラインの旗と分かりました。どうやらノルウェーの国旗とバハマの国旗をミックスしたデザインのようです。

Norwegianとは名付けられているものの、ノルウェーゆかりの企業でも船でも無さそうです。Wikipediaでこの船の由来が興味深いです。当初船名は公募でNorwegian Blissと決まっていたものの、中国市場向けに船名を変更、Blissは2018年引き渡し予定の船に付けられることになり、このJoyはワン・リーホンが名付け親だそうです。

やはり中国の経済力恐るべしです。カリブ海や地中海のように、東アジアでもクルーズ船ビジネスを成り立たせてしまいました。

順に、Norwegian Joy、Celebrity Millenium (90,963gt)、Superstar Virgo (75,337gt)、Costa neoRomantica (57,150gt)です。

写真サイズは同じでもNorwegian Joyの異常なまでの巨大さが伝わるかと。