鉄ちゃんのつぶやき

大山と白鳥の追記です。

朝の岡山駅、213系がまだまだ頑張ってます。見慣れない頭が白いのはクハ212形100番台、サハを改造したクハだそうです。

これからの乗るやくも、後部のクハは貫通扉に鉄板を貼り付けただけのエンブレム、補修部分の塗り足しの色が違っているのも気になります。

381系やくも車内、「ゆったりやくも」に改造され、座席の床部分が5cm位かさ上げされています。窓下にあった通気ダクトも撤去されていますが、従来からのおひとりさま席はそのままです。自分の席はおひとりさま席の前、後ろの人を気にせずにリクライニングできました。

シートは「くろしお」よりもホールド感があるものになっていますが、座面がかさ上げされた分、なんとなく安定感がなくなって、くろしおと比べると、揺れが激しく感じられます。

新見を過ぎて、昭和40年代SLの撮影地として超有名だった布原駅の写真を撮ろうと毎回狙うのですが、信号所当時のままの1両分のホームしかなく、あっという間に通過するやくも車内からの撮影は難しく、今回も失敗。とりあえず備中神代から分岐する芸備線のか細い線路をパチリ。

備中神代の次、足立駅辺りから雪景色が広がります。伯備線で最も標高の高い上石見駅通過、3年前の写真と並べてみます。


キハ121系快速「アクアライナー」で松江から安来。快速とはいうものの出雲市-米子間は各駅停車。ゆったりしたボックスシートは快適ですが、しきりに繰り返される「ドアは自動的には開きません・・・」の自動案内放送がウザい。ワンマン運転なのになぜか乗務員室に集札係の人が乗っています。車掌さんとして乗務すれば、接客レベルも安全性もぐっとアップするはず、不思議です。

どっぷり日が暮れて、首都圏色たらこ色の40系キハで安来から米子。今も北海道、山陰、九州で走っていて、見た目は大好きだったキハ58と似ていますが、エンジンの音が全然違います。キハ58のDMH17型エンジンのカラカラカラカラ、という音は、かつてのSLの音のような記憶の世界になってしまいました。

米子を出発する「鳥取ライナー」、「アクアライナー」と同じキハ121系でも、側面の帯の色が違っていて、別運用になっているようです。

いつもながら風格のある米子駅も、かなり様子が変わってました。確かお土産屋さんだったところがセブンイレブンになり、鉄道本の品揃えがバッチリだった小さな本屋さんがいなくなっていて、鬼太郎とかいろんなフィギュアが並べられていた喫茶店のショーケースもなくなっていて、乗車時間まで暇を持て余してしまいました。駅弁屋さんも早々と営業終了していたので、ワンカップ焼酎とあご焼きをセブンイレブンを買ってやくもに乗り込みます。

短い4両編成でもガラガラです。「やくも」はこの30号が最終ですが、この後に「サンライズ出雲」があります。上りだけ大阪に停まるのですが、大阪に着いた時には地下鉄は終わっているので、岡山乗り換えで利用したことがあります。寝てしまって東京まで連れていかれるワケにはいかないので、ゴロンとシートに乗ったのですが、かなりキツかったです。長距離フェリーの2等船室みたいなカーペットを敷いた床が2段になっていて、ひとりずつのスペースは頭の部分だけのパーティションで区切られているだけです。頭のつかえそうなスペースで胡坐を組んで座るか寝転がるしかないのですが、寝転がると背中が痛いです。とてもこれで東京まで乗って行こうとは思えない設備で、こりごりでした。でもゴロンとシートじゃない個室寝台には乗ってみたいとは思います。

窓が往きのやくも7号とは違っています。調べてみたらグリーン車を改造したサハ381系というレアモノです。381系色々バリエーションがあるようで今度からもっと注意して乗らなきゃ。

岡山到着。階段から運転席をのぞいてみると、思いっきり国鉄してます。「ゆったりやくも」に改造されてからまだ5年しか経っていないので、最後の国鉄形特急電車としてまだまだ現役を続けそうです。鉄ちゃん視点からは興味深いものの、キハ187やキハ189と較べて、山陰への看板列車としてはお粗末な印象は拭えません。

名古屋行最終の「のぞみ98号」、新幹線車内でしか見かけないようなBtoB広告を眺めながら帰ります。シートは薄っぺらくても「やくも」よりはるかに乗り心地がいい。

新大阪に着いたら快速御坊行の案内、早朝の湯浅行とこれの1日2本しかない、梅田貨物線経由の特急じゃない列車です。天王寺までこれで帰ることにします。

めったに見られない11番線に停車中の225系。車内の停車駅案内もちょっと萌えます。

車窓からグランフロントと大阪駅。