庚申塚、手打蕎麦 ひさと亭

かなり、おいしいおそば屋さんを見つけました。場所は巣鴨地蔵通り商店街、都電庚申塚電停から北側へ数十メートルです。 

店頭にあるメニューの、もりそば650円というのを見て入ったら、かなり高級感のある店作りで、カウンターだけの6席しかなくちょっとした小料理屋の雰囲気。思わず、ホントに650円?帰ろかなと思ったくらいですが、大正解のお店でした。 

結論から言うと、ニ八そばが650円、十割そばが800円で、味やサービスからすると信じられない安さです。十割そばを注文したのですが、ふつう十割そばというと黒いそばをイメージしますが、ここのは白いです。食するとほんのりとした甘みとそばの香りが何ともいえません。少し辛口のつゆとも絶妙なコンビネーションです。もちろん生わさびで、さしみを食べるようにどうぞ、とのことです。きざみネギもついてきますが、こちらは蕎麦湯用です。 

焼酎は蕎麦湯割りだけ、ビールはエビスだけというこだわりです。ブログに書いてしまうのがもったいない感じがするくらいです。 

ご主人に聞いてみると、まだ開店して一月半だそうですが、上野の藪で修行して来られたそうです。つゆは上野ほど辛口ではなく巣鴨に合わせているそうです。上野と巣鴨で食文化が異なるらしい。麺はもちろん手打で、店頭のパフォーマンスなんかはやっていなくて、毎朝5時から仕込みだそうです。そのそばをひと玉ひと玉、丁寧に茹でて出してくれる訳です。 

このご主人、元々この地のご出身で、巣鴨は知り尽くしているといった感じですが、地元地元した感じはなく、気さくなご主人とのカウンター越しの会話も楽しめます。間違いなく通い詰めるお店になりそうです。 

ちょうど昨日今日は巣鴨のお祭りです。

ひさと亭のご主人の肩もぽっこり腫れ上がっていました。