今日から岸和田だんじり祭り!
今日はだんじりだ!ということを思い出してネットを検索したら、見つけました!テレビ岸和田のストリーミング、今現在ライブでストリーミングやってくれています。今日は13時から15時、明日は9時から12時です。何年か前、同じようにストリミーングを見ようとしたら、回線が繋がらなかった記憶があり、ブロードバンドの定着した今、テレビ岸和田のサーバーや回線が大幅に強化されているようです。
↓YouTubeに早速アップされた方の動画です。
自分は岸和田の出身で、もう、だんじりの太鼓の音を聞くだけでホントに涙が出てしまい、映像の前で「大工方、飛べ!」とか、廻りすぎるだんじりに「下手っちぃ!」とか叫んでしまいました。実はこの投稿の試験牽きをちらっと見ただけで、もう何十年も本祭りは見ていません。いつのまにか日本で有数のメジャーなお祭りになってテレビとかでもよく紹介されるのですが、レポーターとかタレントとか無し、ナレーションも無しのストリーミングでじっくり見させてもらいジーンと来ています。
先ごろ祭りの開催日を週末にシフトしてしまったのですが、ずっと岸和田祭りは9月14日と15日でした。いつか9月15日は敬老の日ということで、祝日になったのですが、それ以前も、自分の子供の頃、岸和田の小学校だけは何と2日ともお休みでした。
当時、実家のある岸和田駅東側、別所町にはだんじりが無く、叔父の下野町や、伯母の並松町、あるいは何かの紹介で、宮本町のだんじりを牽かせてもらっていました。中学生の頃だったか、先頭を行く纏を持たせてもらったような記憶もあります。やりまわし(走りながらド迫力で右左折すること)の時など、牽き手は前の人の背中を押しながら走ります。ちょっと気を許すとピンと張った綱から弾き飛ばされてしまいます。あの時の一体感を伴った高揚感は忘れられません。
今ストリーミングでは岸和田駅前のパレードを定点カメラで放映しています。ものすごい人がいます。駅前商店街を上がってきて、交互にお城方向と沼町方向に別れて行きます。この後市内を一方通行で巡行して行きます。自分の子供の頃は、一方通行ではなく、何度もだんじりが通りをすれ違い、その度に喧嘩が起こり、死傷者も発生し、故に喧嘩祭りと呼ばれていました。ワザとぶつけ合うこともあったと思います。いつしか、一方通行になり、安全で楽しい祭りになり、今や青森のねぶたや博多の山笠にも匹敵する祭りになったようです。
夜は夜で、素晴らしいです。だんじりを満艦飾にちょうちんを飾りつけ、ゆっくりと練り歩きます。ちょうちんの列を上下に移動させ、大屋根小屋根の大工方はゆっくりと手提げの提灯をふり廻します。優雅です。夜の巡行が終わって、もらって帰った梨の味が忘れられません。
ストリーミングの前で感激してしまいましたが、やっぱり近くであの腹に響く太鼓の音に触れたいです。来年こそは・・・
それと、別所町のだんじりの復活に奔走した弟とお向かいの幼馴染M君に改めて敬意を表したいと思います。別所町の今年のパレード順は2番、ファミリーの多い別所町は、今や旧市22町のだんじりの中でも人気者ではないでしょか?