Internet Explorer8 非デフォルトでウェブ標準対応だって

気になるニュースをみつけました。近々にβリリースが予定されているIE8は、ウェブ標準を最優先にはしない、ということらしいです。

ウェブデザイナーにとって、頭が痛く、かつ腹の立つのが、IEのバグです。せっかく必死でレイアウトしたものが、IEでみると、カラム落ちしていたり、余計な隙間ができていたり・・・

WordPressの管理ページにIEでログインすると、IE以外のブラウザを使おう、というメッセージバナーが出てくるくらい、IEはウェブデザイナーの敵になっています。

IE7でかなり改善されたものの、IE8ではウェブ標準に近づくよりも、MSとしての互換性維持と、ウェブ標準のいずれかを選べるということで、デフォルトはMSとしての互換性になるようです。う~ん勘弁して欲しいですよね。

久しぶりにブラウザシェアをチェックしてみました。このグラフのように、2007年12月時点ではIEは76%、2007年2月時点では約80%だったので微減といったところです。まだまだ根強いのが分ります。

IE7とIE6を較べてみましょう。このグラフのように何と2007年11月時点で、やっとIE7が上回ったばかりです。未だに35%のユーザーがIE6です。

IE6では、例えばスタイルシートのボックス要素の解釈が根本的に違っていることなど、ホントにいつもイライラさせられるのですが、シェアNo.1ブラウザではなくなったことは歓迎すべきことといえるものの、まだ1/3はIE6だということです。時間が経つのを待つしかないのでしょうか・・・

IE7自体は特有のバグは残るものの、IE6のような根本的な問題は少なく、ちょっとしたハックで大体対処できます。テキストのレンダリングなどはFireFoxより綺麗ですよね。そういう意味ではIE8は独自路線を進むのも悪くはないかも知れません。

ただ、マイクロソフトにはIE6を早く無くす努力は行って欲しいものです。つまりWindowsXPでS
P1以前のままで、MSのこだわるセキュリティも確保されない状態で使っているユーザーが多いということの証左ともいえるはずで、IE6撲滅はMSの責任といってもいいのではないでしょうか?