親子リレー落語

初めての繁昌亭夜席、東京から三遊亭窓輝の真打襲名披露ということで、父親、三遊亭円窓と窓輝とのリレー落語、お題は「子別れ」、先日染二さんの一席でも聞いたばかりの人情話を今回はお江戸ことばで。

中入り後の口上では、桂文福さんも登場、お馴染み相撲甚句も聴かせてもらいました。

もう1本の親子リレーは、桂福団治と桂福若で「南京屋政談」、これ良かったです。前段は息子の福若、今日の番組冒頭では、下品な着物をだらしなく着て登場、何だコイツと思っていたのですが、本番では、小奇麗な衣装に着替え、噺も上手い。勘当され川に飛び込みかけた若旦那の小心さと真面目さ、小うるさいけど甥を心配する叔父さんの心遣いを見事に演じてくれました。

南京を売る天秤棒を担いで、ひょっと立ち上げり、あれっどうしたのかな、と思ったら、南京を売りながら上手へ消えていきます。同じく上手から今度は福団治さんの登場、見事なリレーです。

ギトっとした福若さんから一転、枯れた福団治が話しを続けます。雰囲気が全くことなるふたりなのに全然違和感の無いのは、やはり親子だからでしょうか・・・