南海電車
久々に南海電車に乗りました。ちょうど特急「サザン」がいたので、タバコの吸える指定席車に乗ってみました。
外はきれいなのですが、車内に入ってびっくり。かなり汚い、不潔感がするくらいです。指定された席は、座面が汚れていて、窓にも油脂のようなものがこびりついて取れません。なので、後ろの席に座っていると、ガラガラなのに別の客がやってきてここは自分の席だと主張され、指定された汚いシートに腰掛けました(^ ^;
座ってみると、シートの背はどの席もかなり汚れていて、グレーのモケットのところどころが茶色くなっています。
カーテンもすり切れてボロ布のような状態です。周りの席を見るとやはり汚い。缶コーヒーをこぼした跡とかがそのまま放置されたところがそこら中に見受けられます。
席の下には吸殻の灰が大量に放置されています。乗る前に、赤い派手なユニフォームの若い女の子たちの清掃の人たちがいたのですが、何をしていたのでしょう?
500円の追加料金を払って、これはヒドイとしか言いようがありません。こんなバッチイ有料特急に乗ったのは初めてです。クレンリネスはサービス業の基本のキでしょう。
女性の車掌さんがなんども通るのですが、検札はしません。降りるまで結局指定席券がチェックされることはありませんでした。
関空は減便続き、ラピートは極端にガラガラだと聞きます。このサザンもやはりガラガラ、運営が厳しいのは理解できますが、やっていることは逆で、もう諦めているのか、とすら思わせられます。マーケティング的に工夫がない以前に基本が全くできていません。これなら関空行くならラピートより「はるか」、和歌山へはJRの223系の方を選ぶということになるはずです。
こんなにタラタラ文句を書いたのも、実は南海電車が大好きだからです。生まれ育った家のすぐ裏手に南海電車の駅があって、それを二階の窓から飽きずにずっと眺めて育ちました。それで鉄ちゃんになったわけで、中でも南海が一番好きな訳です。
ふかふかした座り心地のいいシートは南海の伝統でした。昭和45年から通勤車の冷房化も率先して手掛けるなど高いレベルのサービスを誇り、それを沿線住民として享受させてもらってきました。
ヒゲ新1000系、キハ5501系きのくに号、サハ4801+2001系4連の特急新宮行き、天王寺支線の1521系など、鉄ちゃん的にも忘れられない列車がいっぱいあります。天下茶屋工場を見学させてもらった記憶もあります。
もちろんホークスファンでした。南海ホークス子ども会のメンバーで、大阪球場できっぷのモギリのバイトしてました。 がんばれ!南海電車!