南海7000系@なんば

文久三年のミナミという3年前の投稿で詳しく書いたのですが、南海なんば駅の敷地は江戸時代からのままの形をしています。新地や道頓堀の市街地に接した、たぶん農地だったところを明治初期に買収して駅が開設されたようです。この敷地が西向きに広がっているため大和川からほぼ一直線に北上してきた線路がぐい~んとカーブして入線してきます。このカーブが鉄ちゃんマインドをくすぐってくれます。

阪急梅田駅もぐい~んとカーブして入線してくるのですが、それは昭和40年代に国鉄の南側から現在地に移転してからのことです。もうひとつのターミナル駅近鉄上本町駅は生駒山を下りて瓢箪山から徹底的に一直線です。

今日の午後から7月21日の午前中まで、サザンの自由席は緑の7000系で運用されないことがわかり、カメラを持ってちょっとなんば駅へ。

ホーム端っぽのぐい~んとカーブで撮るのが正解とは分かっていながら、他に撮影ポイントがないかチェックしてみました。まずはなんばパークスの屋上、ガラスで囲われていて映り込みしてダメです。

ヤマダ電機のテラスから撮ってみました。間に駐車場があって空間が広がるのがいいはず、と考えたのですが、普通に高架線を走る電車を撮るのと変わりませんでした。

入場券を買って5・6番線ホームへ、サザン24号が5番線に入線してきました。既に「回送」の表示になっているのがちょっと残念。このぐい~んとカーブしたダブルクロッシングも萌えます。

角度がないので、高野線の3・4番線ホームへ回ります。ラピートが出て行きました。機能美が無いと言われればそうなんですが、やっぱりカッコいいです。

7000系の弟分にあたる7100系と、左は高野線の6000系、7000系にすればイトコの一つ上の兄ちゃんといったところです。

回送電車出発、4番線の高野線と被らないか心配していたのですが、オッケーでした。

自分が通学でお世話になっていた頃の7000系より何故かずっとカッコいいです。はたと気づきました。二丁パンタになっているからです。まるで電気機関車が推進運転しているように見えます。

上の写真でみると6000系や7100系は二丁パンタには変更されていません。元々ほぼ同じ仕様の電車ですが、冷房化改造や運用方法の変化といった経緯から結果的に、このようなカッコいい電車になったみたいです。