駅前オオルリ夫婦
つーことでまたやってきました武田尾。ドリンクを買っておこうと、300mほど先の橋のところの自動販売器に向かうと川沿いの一画の建物が全て更地になっていてビックリ。まだ重機が入っていて廃棄物の処理をしています。
酒屋さん等数軒のお店や住宅があったのですが、去年8月台風11号の水害でこの一画は浸水、建物の2階近くまで水に使った痛々しい痕跡が残っていました。武庫川は三田以北や宝塚以南のゆっくりした流れに挟まれてこの武田尾周辺だけが渓谷になっていて、かなりの鉄砲水だったことは簡単に想像がつきます。先月来た時はまだそのままでしたが漸く未来に向けて動き出したようです。
この先お店も自動販売器も何も無いことは承知しているので駅前の自動販売器まで戻ることにします。
駅前に戻ると、駐輪場の上にオオルリ!何か咥えています。小さなクモのようです。反対側の川の上にイソヒヨドリもいたのですが、やっぱりレンズが向いたのはオオルリ。
クモを咥えたままじっとしていてじっくり撮らせてくれました。イソヒヨドリはもういませんでした。
オオルリ♀もやってきました。こちらも小さなクモを咥えています。間違いなく夫婦のようです。遠くない場所に巣があって雛に与えるため自分たちは食べずに咥えたままなんでしょうけど、ならさっさと帰ればいいものを、じっと辺りの様子を見ているのは何故でしょう。
♀(右端)と♂(左端)の位置関係です。どうやらこの夫婦あまりしっくり行っていないのではという気がします。であれば、餌を咥えたままここでじっとしている訳がわかります。巣に帰って鉢合わせしないようにお互い牽制しているんです。たぶん。
この後やっと飛んで行ったのですが、暫くするとまた戻ってきました。次の獲物を探しているようです。渡りの中継で立ち寄るだけの大阪城公園ではまず見られない光景かと思います。これ駅前の駐輪場の上、改札から10mほどの場所です。
それにしても何故ここに駐輪場があって管理人さんまで常駐しているのか不思議です。周辺には3軒の温泉宿がある他、住宅は全くありません。渓谷の外にでるには、かなりの距離があってそれも急な坂道です。不思議です。今度来た時管理人さんに確認してみたいと思います。
トンネルを潜るために昨日ドンキで懐中電灯を買っておきました。ここの2つのトンネルを潜る以外に用途はありません。
お久しぶりのハグロトンボ。
いつもの河原で大阪駅で買ったきたカツサンドの朝食。
キセキレイがやってきました。カツサンドを一旦置いて撮影。
ここでもハグロトンボ。ハグロトンボは翅を閉じたところと開いたところと両方撮ります。
ニホンカワトンボ、ハグロトンボもカワトンボの仲間です。
ルリシジミ。
お腹がメタリックグリーンのハグロトンボ♂。
ハグロトンボのシルエット。なぜか今日は翅を閉じた時のパタンという音は聞こえてきません。
この親水広場と名付けられたところから宝塚桜の園亦楽山荘という森の中の周回路を回ってみることにします。エダシャクがいっぱい舞っています。ヒョウモンエダシャクともうひとつは不明。
ジッジッジッジッ、と昆虫っぽい声、初見のソウシチョウの声でした。5羽くらいいます。特定外来生物で、日本の侵略的外来種ワースト100の1種にリストされている嫌われ者ですが、Wikipediaの、現在まで本種が定着したことによる影響は特に確認されていない、との一文はホッとします。オオルリたちと上手く共生できているのかも知れません。
河原に戻りました。ウラギンシジミです。名前がとてもよく似たゼフィルスの一種、ウラキンシジミではありません。
山を回る前誰もいなかった河原にハイキングの人がいっぱい。この辺りやはり早朝がいい。
駅に戻ると、ちょうど381系のこうのとり12号が通過、トンネルとトンネルの間を、高速で通り過ぎる一瞬を捉えるのは鳥以上に難しいです。