大阪城のコアジサシ

数日前、淀川のワンドで、オオヨシキリが、ギ、ギ、ギ、ゲ、ゲ、ゲの大合唱をやっていても全く姿を見つけられない中、コアジサシのダイビングシーンに出会いました。

でも姿がよくわからず、モヤモヤしていたところ、こちらで大阪城南外堀にコアジサシという記事が!

いつもはまっすぐに本丸へ登城するところ、南外堀を覗いてみたら、いました、いました。南外堀なんて、普段、カモやウも見ることが少ないところなのに、コアジサシが乱舞しています。

お堀の反対側、豊国神社裏の石垣の上から撮ってみました。

コアジサシはカモメの仲間ですが、ユリカモメよりずっと小さくて、ツグミくらいの大きさです。絶滅危惧種に指定されている鳥で、大阪府のレッドリストにも載っていました。

黒い頭に黄色いクチバシがとても可愛いのですが、ずっと飛び回っていて、止まることがなく、写真を撮るのはかなり大変です。


夕方もう一回行ってみました。相変わらずコアジサシ君たちが飛び続けています。

なかなか上手く撮れないので、ここからの写真は動画で撮って静止画を切り出しトリミング、アンシャープマスクをかけています。

上空から獲物を狙いすまして急降下のシーンです。

全部で13羽いました。

水からあがってきたら、何かくわえてます。上空20mくらいのところからこんな小さなモノを見つけて、飛び込んで、捕まえる能力はハンパじゃないです。

ホバリングしているところです。

とにかく休むことをせず、ずっと飛び回っています。ユリカモメと違って、中洲で休んだり、橋の欄干に止まったりとかもせず、滑空している時もずっと休まず羽を動かしています。疲れないんでしょうか。

とても元気な絶滅危惧種、大阪城、大阪の町、ひいては地球がニンゲンだけのものじゃないよ、と改めて思います。


Appendix

3日後、まだいました。20羽くらいいるようです。