ゼブラバス今昔

元旦から大阪市バスに懐かしいゼブラバスが復活した、と聞いていたのですが、漸く出会うことができました。

昭和30年代から40年代頃のシマシマ模様を復刻したものです。まだ住吉車庫に1台配置されただけなので、出会う確率はかなり低いです。

この62系統は市バスでも比較的利用の多い路線で大型のバスが使用されており、昭和40年代のゼブラバスよりかなり大きいです。でも上部の側窓が当時のHゴム風にステッカーで再現されていたりと、なかなか凝ってます。

写真を撮るだけのつもりだったのですが、せっかくなので乗ってみることにしました。

車内は他のバスとおんなじ、かと思いきや、広告の代わりに代々の大阪市バスが紹介されていました。でもこの昔のバスの写真、かなり解像度が低く、他にもあったのですが、写真に撮りたくなるレベルになっていませんでした。プロモーションとしてはいささか手抜き感がします。

こんな昭和40年代頃の映画風のポスターも何枚か掲げられていました。こっちはなかなかよく出来てますが、以前使ったポスターの再利用のようです。

阪堺電車とすれ違います。できればハルカスをバックにモ161形とのツーショットを狙いたいところですが、今、被写体そのものに乗っているのでそうは行きません。

「ゼブラバスが運行していたあの頃は」というポスターもありました。でも、天井に近い部分にこの小さい字が並んでいてもまず読まれないのでは?

松虫で降りて、あべの橋まで歩いて近鉄バスで帰ります。

上本町-あべの橋、近鉄バスは100円、市バスだと200円、近鉄バスはきっちり15分間隔なのに、市バスはこんな感じで、利用者より運行サイドの都合が優先されたような時刻表になってます。運転手さんも近鉄バスの方がずっとアイソ良かったです。

このゼブラバスの企画は嬉しいのですが、市バスにはそれより先にすべきことが色々ありそうです。

さて、実はこのブログで4年前にゼブラバスが登場しています。

4年前のブログの写真をもう少しレタッチしてみました。昭和48年に自分が撮影した写真です。ゼブラバスと並んでいるのは、上の写真のモ351形と思われます。

ほぼ同じ場所で今日撮った写真と並べてみます。40年前は画面左右の方向に平野線が走っていたのですが、今は阪神高速ができて暗くなってしまい、交差点の名前が阿倍野斎場前から阿倍野に、近畿相互銀行が近畿大阪銀行に変わっています。

周りの建物もすっかり変わってしまっていますが、阿倍野交差点の雰囲気そのものはあまり変わっていないように思います。