始まりました、春のシギチ

今日は古墳や博物館無しで鳥見、7ヶ月ぶりの男里川へ。

尾崎か樽井か迷って樽井で下車、男里川右岸河口への緑道のマツバウンラン、アメリカ原産の帰化植物です。

イヌコモチナデシコとヒメブタナ、いずれも帰化植物。いわゆる雑草の花ばかりですが、色んな色や形の小さな花がいっぱい咲いているのは楽しい。

男里川右岸河口

男里川右岸河口はまた大きく地形が変わってました。7ヶ月ぶりなので、もうどう変化したかを的確に表現するのも難しいですが、河口付近が砂州で堰き止められ巨大潮溜まりになってました。

シロチドリ登場。いつもは気づかないまま近づいてしまい驚かせてしまうところを気付いたタイミングが良く、いつものように「ぼんさんがへをこいた」で少しずつ近づきます。

シロチドリまで約10m。

海上ではコアジサシ。

ミューミューとキアシシギの鳴き声が響き渡っているのを期待していたものの聞こえず、波も穏やかで静まり返っている河口です。

巨大潮溜まりの先、川と海の流れが僅かにつながっていました。ほぼ干潮のピークで関空島潮位は24cm、左岸河口まで歩いて渡れるくらいです。祝日の火曜日は13:52で-19cm、ほぼ確実に歩いて渡れるかと。

右岸河口先端から振り返ると左岸に15人くらいの三脚やバズーカレンズのグループ、たぶん野鳥の会の人たち。

上空にやってきた団体はまだ北帰しないヒドリガモ。

泥干潟のカニをチェック、ヤマトオサガニです。上空を海上保安庁のヘリが通過。

ヤマトオサガニよりはるかに大きいアシハラガ二。甲羅の縁にリベット状のツブツブが並ぶ強そうなカニです。

しばらくじっといていたらハクセンシオマネキも動き出しました。

要注意外来生物のコマツヨイグサと在来種のハマヒルガオ。

チャイナエアB777-300が台北から到着。

ハマダイコンも咲いてました。海浜植物はこの時期の大きな楽しみ。歩いて川を渡るとコンビニに寄れないので堤防の外へ出て川上へ。

男里川左岸

ファミマでハムカツサンドを買って左岸へ。毎年渡りのラストランナーとなるコガモです。

中洲にはシロチドリ。ここまで来てファミマとなりの公園でハムカツサンドを食べるつもりだったのを思い出しました。ネモフィラが咲いているはずですが、今更戻るのも大変なので先へ進みます。

ミューミュー鳴いていないけどキアシシギたちは到着していました。4月、5月、8月、9月、10月だとかなりの確率で会えるキアシシギですが、シベリア等とオーストラリア等を移動中の旅鳥です。

クロベンケイガニとクサフグ。

左岸の石積堤防に腰を下ろしてハムカツサンド。バードウォッチングのおばさまたちのおしゃべりがうるさいなぁと思っていると、こちらにやってきて大きな声でうるそてスミマセンと謝られて恐縮。

福島海岸

尾崎の浜(福島海岸)にポツンと大きめの鳥、ハムカツサンドを食べ終えてズームしてみると、くちばしの根元が赤いオオソリハシシギです。

浜辺のところどころに砂団子が広がっています。一瞬動く影が見え、しばらくじっとスタンバイしたものの姿を表さず。

上空にミサゴ、ピント合わず。

テトラポッドの向こうにさっき到着したチャイナエアB777-300。

ハマダイコンがいっぱい咲いていました。いい感じにクローズアップ、後ろがボケて満足の1枚。

磯で獲物を探しているキアシシギ。

ミサゴが関空大橋方面へ。

ピーチが沖縄から到着。

ターミナルから離れたところにジャンボが駐機していました。尾翼にはアラブの国旗らしきマーク。関空の出発便到着便をチェックしても見つからず、さんざんググってドバイ政府航空部門ドバイ・ロイヤル・エア・ウィングの王族や政府要人専用機と分かりました。万博がらみの来日かも。

石段の浜のブイにコアジサシがいないのを確認、いつものように尾崎駅じゃなくてやはりネモフィラを見たいので、樽井駅へ戻ることにしました。

ベタ凪の大阪湾、黄砂で淡路島はほとんど見えません。足元にはアロエ。

ハマエンドウです。男里川河口周辺で見たのは初めて。

岸壁下の歩きにくい護岸用の石の道を歩いているとチュウシャクシギが8羽くらい。

やっとピントが会いだしたと思ったら尾崎方へ行ってしまいました。

左岸河口に戻る

男里川左岸河口に戻ってくると、ミサゴも河口に戻ってきました。海面すれすれ飛行も獲物は見つけられなかったようです。

チュウシャクシギたちも河口に戻ってきて縦列行進。そこそこくっきり飛翔シーンが撮れました。

チュウシャクシギたちはのんびりモードに。

全部で8羽。

いや、全部で9羽。

オオソリハシシギも間近。美形のダイサギとツーショット。

長くれ上に反ったくちばしをボコッと水底まで突っ込んでいるオオソリハシシギ。オオソリハシシギが飛び立つとシロチドリも追いかけて行きました。

いつものルートじゃなくて石段の浜手前で引き換えしたのは大正解、会いたかったシギチ、海浜植物にいっぱい会えて大満足。

ファミマとなりのサザンコースト公園です。今日は見ないなと思っていたイソヒヨドリは公園の遊具で遊んでいました。

公園の網フェンス一面にバイカウツギ。

2色のシバザクラとユリオプスデージー。

ネモフィラ、何万株もなくても十二分に綺麗です。

樽井駅への緑道には来る時には見かけなかったベニハナツメクサ。

8300系普通で帰ります。泉佐野で空港急行に乗り換えずエスカレーターを下りてプファー。

大阪産料理 空 泉佐野駅構内店という駅ナカ飲み屋、改札の外から入店できるようになってます。大阪産(おおさかもん)料理ということでがっちょの唐揚げにしました。たぶん5匹くらいのがっちょがタコウィンナーみたいな形で揚げられています。子供の頃、埋立地が広がる前の岸和田の浜で自分でも釣った記憶のあるがっちょ、スズキ目ネズッポ科のネズミゴチ、ハタタテヌメリ、トビヌメリなどの複数の魚を指す、とこの箇所を書いていて初めて知りました。

藤井聡太名人vs永瀬拓矢九段のカットアウト、関空のホテル日航で第83期名人戦が開催されるとのこと。

1000系の空港急行で今度こそ帰ります。

難波に到着すると無塗装6000系が橋本行急行になってました。