なんばパークス
ふだん朝ごはんは食べない自分、10時頃になると俄然お腹が空いてきます。11時には開店しているお店を求めてなんばへ。
まだ11時にならないのに千日前東道具屋筋に長蛇の列のお店、列は折り返して20人以上。10時半開店の千とせ本店、肉すい発祥のうどんやさんと分かりました。スーツケースの人も並んでいるので全国的に知られた名店のようですが、自分は全然知りませんでした。こんど平日にチャレンジしてみたいと思います。ちなみに肉すいとはうどんの入っていない肉うどんのことで、吉本新喜劇の花紀京さんが二日酔いで頼んだのが発祥だそうです。
なんばパークスはまだ開店直前でここでもエレベーター前に長蛇の列。11時開店でエスカレーターを乗り換え屋上へ。2年前はよく南海電車が見えた展望スペースは眼前に高層ビルが立ち並んでしまい、特急電車の紹介パネルは残されているものの電車は全然見えなくなってました。
南海ホークスメモリアルギャラリーに入ってみます。野村選手/監督のユニフォーム、スタジャンにキャップです。キャップのNにHのロゴ、Hの縦線が二重になっているのは電車の車輪を表現している、というのは最近知ったウンチクです。
ずらりと往年の名選手名鑑、2年前にハドリとブレーザーについて語っているので、誰にしようかな(門田選手はもう一枚のパネルです)。やはり杉浦投手のサイドスローが何ともカッコいいです。ボタンを押して流れるビデオから「南海ホークス栄光の歴史」を見ているとラストシーンは1988年10月15日、ホームラストゲームの近鉄戦で杉浦監督の「南海ホークスは不滅です、(福岡へ)行ってきます」にホロリ。行ったまままだ帰ってけえへんやん。
この頃自分は千葉県民、それにあまり野球に興味を持っていなかった頃なのが残念です。ちなみに南海ホークス子供会会員だった自分ですが、中学高校の頃は名古屋で新聞記者だった叔父さんからサインボールをもらったことをきっかけにドラゴンズファンに。星野、高木、中、谷沢、木俣、小川…と錚々たるメンバーのサインがびっしりのサインボールが2つだったのですが、どこへ行ってしまったのか行方不明です。
確か高1の時、ウォーリー与那嶺監督率いるドラゴンズが巨人の10連覇を阻止も日本シリーズでロッテ・オリオンズに惜敗、ロッテファンのクラスメート(顔は覚えているものの名前は思い出せない)と大いに盛り上がった記憶が鮮明にあります。
大学の時には大阪球場で切符のもぎりのバイトをしてました。8回以降は無料開放だったのですが、バイトは試合終了まで帰れません。スタンドの上の方で早く終わらないのかなぁと試合を眺めていたのですが、9回裏になって近鉄のピッチャー交代、西本監督がえっちらおっちらマウンドへ歩いて行き、ピッチャー山口登場、このシーンのえらく長かったこと、西本さんに「はよ走っていかんかい」と心の中でヤジを飛ばしていた記憶があります。6年前のバファローズvsホークスでちょっと雰囲気が味わえます。
ちなみ今年はいよいよ「アレ」行けそうですね。野球自体にさほど思い入れのなかったまだ20代の頃、結婚の許しを得るべくカープの本拠地広島へ行ったら、広島なのに義父は相当なトラキチ、それもその日は確か1985年のタイガース日本一の日で、当然義父は相当な上機嫌であっさり許してもらったけど、10年で離婚しています。既に故人なのですが、義父への自分の不義理には忸怩たる思いが今も残ります。ということで大阪に戻ってきて自分も今やいちおうタイガースファン、特に宇良関同様に学校の後輩、近本選手にはかなり思い入れがあります。
今の時期パークスガーデンも花は少ないです。ペンタスの花にクマバチ。ネムノキがまだ咲いてます。
色んなところからミストが撒かれているもののミスト自体が生ぬるい。タワシのようなのはバンクシアの花。
ワゴンにはハイビスカス。
屋上から見えなくなったので、パークスの上から南海電車が見えるのはわずかな空間だけになりました。8/9番線にラピートが入線するのを待つには暑すぎ、7番線から普通車が出ていくのをみて退散。帰宅後いつもの飲み屋のテレビで、今日は岸和田のだんじりの試験曳きだったと知りました。試験曳きに併せ岸和田市制100年岸和田祭特別曳行が開催され、お城の北側、旧国道沿いに何と旧市22町のだんじりすべてが約50m間隔の2列縦隊で勢ぞろいしていたそうです(参考)。まさに前代未聞、見たかった。
ランチはペッパーランチのわくわくコンボにしました。3年も前にいきなりステーキのペッパーフードサービス傘下から離れていたと分かりました。でも、塩は「P」、コショウは「S」なのはずっと変わっていません。ワザとなんでしょうね。
9/6追記:大阪サンスポちゃんねるに岸和田市制100年岸和田祭特別曳行の長尺動画がアップされてました。整列した22台のだんじりはまさに壮観、後半はカンカン場での大迫力やり回しが延々と。纏持ちを先頭に、綱先に続いて少年団の綱中、「転けてもぜったい綱を離すな」が鉄則です。そしてだんじりの主推進力となる青年団の綱元、だんじりの舵を取り制動をかける前梃子、大屋根で大工方が舞い、お腹にずしりと響く囃子方、やりまわしでだんじりを回転させる後梃子、最後部は少年団の子どもたちのお母さんたちが懸命に走ります。
綱中に独特の編み込みヘアスタイルのお嬢さんたちもいっぱい、これ地元の美容室で1万円以上するのですが、試験曳きから本祭まで2週間、編み込みで登校するわけに行かず2万円はかかることになるはずです。
1時間を超えるテレビ大阪の動画、さらに2時間を超えるテレビ岸和田のライブアーカイブも。10分くらいかかる祇園祭の辻回しに対し、やりまわしは5秒ほど、雅の極み祇園祭とは全く異なる、勇壮の極み岸和田を再確認。