春の渡りの勢揃い
大潮の週末のつもりだったのを天気予報をみて今日に変更、男里川河口へ。
尾崎に到着、前パンタにジャンパ栓をいっぱい並べた7100系、かっこいいです。以前のようなハリボテ塗装じゃなくてずいぶんキレイに塗装されています。そうそう、難波を出るときすれ違いで入線してきたこうや号は復活したばかりの30001編成、写真は撮りそこねたけどピッカピカでした。
駅前の喫茶店が営業していたので入ってみると80を超えていそうな日焼けしたおじいさんが、お店のママに向かってものすごい大声で話をしています。たぶん地元の元漁師さん、岸和田育ちの自分も理解できないくらいの強烈な泉州弁です。石段の浜に出るとジェットスキーの向こうにFedexらしき離陸機。
気になってカメラを取り出しズームしてみるとやはり3発機のMD11。
潮位はそんなに低く無いはずなのに、石段の浜から尾崎の浜へ水辺を歩いて行けそうです。突っ立ってるアオサギはこの前の波の高い日と同じ場所です。
歩きにくい砂利の浜を抜けるといきなりチュウシャクシギ。テトラポッドの向こうにはシンガポール航空B787-10。
チュウシャクシギはトコトコと砂浜を横断しテトラポッド下へ。
こんどはビューンと飛んで元の場所へ。今日もシロチドリショウ、数十mくらいは高速走行、百m単位の場合空中移動のようです。
砂浜にハマヒルガオのブーケ。尾崎の浜をバックにシュッと立ち上がったハマダイコン。
今年お初のキアシシギ。
間近でチュウシャクシギ。シロチドリを正面から。
砂にボコッと嘴をつっこんでいるのはオオソリハシシギ。
チュウシャクシギと嘴の反り方が逆なので、採餌方法が全く異なるオオソリハシシギ。チュウシャクシギがオオソリハシシギの真似をして砂にボコッと嘴をつっこんでしまうと嘴が折れてしまうでしょう。羽の色もチュウシャクシギより明るいブラウン。
逆光方向にチュウシャクシギ、キアシシギ、それにメダイチドリ。
カニと格闘中のキアシシギです。
男里川左岸の磯にキョウジョシギたち。10羽くらいいたと思うのですが、いつものように磯にカモフラージュされよくわかりません。
キョウジョシギたちのすぐ近くに夏羽のハマシギが1羽。
右岸へ飛翔するチュウシャクシギ。左岸水辺のキアシシギ。
特定外来生物ナルトサワギクの群生に混じってハマヒルガオ。がんばれハマヒルガオ。花じゃなくて地面にツマグロヒョウモン♂。
だいたいいつもこの辺でみかけるコチドリ。アリクイに似ているチュウシャクシギ。
ぜんぜんピントが合ってませんが、飛んでるのはたぶんオオソリハシシギ。キアシシギがカニをゲット。
いつものように菟砥橋のファミマで休憩。典型的な関東のお笑いのナイツやU字工事が、バリバリ吉本のナワバリ岸和田で公演だそうな。見てみたいかも。
男里川右岸河口にやってくると左岸先端にチュウシャクシギ。
砂利で保護色になっていたシロチドリたちがようやく水辺に出てきてくれました。
砂利の浜に腰を下ろしてプファー。左岸先端に親子連れの釣り人の様子を眺めていると、竿を投げるだけで次々とググーッと強い引き、完全にイレグイです。どうやらボラのようです。ボラだからということではなさそうですが、すぐさまキャッチアンドリリース。
前回は見つからなかったハクセンシオマネキたちが姿をみせていました。ウェービングしているのもいるもののまだアクションは地味です。
春の渡りの常連さんたちにもれなく会えて大満足の男里川河口でした。樽井駅への道すがらに可憐な赤と白の花はマンテマ、江戸時代に渡来した外来種だそうですが、もう150年以上経っているのでOKでしょう。
1000系普通車で、まっすぐ帰らずに寄り道したい場所があります。この項続く。