前に歩くカニと失恋したカニ
日曜日で関空島の干潮は12時過ぎで21cm、お天気もまずまず。
8300系の空港急行はガラガラでも8連のまま。泉佐野から関空方面へはりんくうタウンで下りてしまいそうな人がひとりだけ。泉佐野で乗り換えた普通車和歌山市行の方が人が全然多いです。
3月決算は増収増益だった南海電鉄も、今期はおそらく赤字確実かと。インバウンド依存度が他社よりずっと高く、阪急や近鉄に比べて事業規模も小さい中、8300系の大量投入とか積極的な投資を行っていたにも関わらず、ダイヤ改正もままならない経営の舵取りの難しさは想像を絶するものかと。ちょっとググってみると5月末に300億円の社債を発行、手元資金を確保していました。
男里川河口右岸に到着、ほぼ干潮のピーク。ミューミューとキアシシギの声が聞こえ、飛んでいるところも見つけたものの、着地点が分かりません。
河口の水の中を覗いてみるとかなりの数のイソガニ。赤いのも右上の緑色のもイソガニだと思います。
12時13分Fedexのメンフィス(テネシー州)行が南へテイクオフ。クサフグが綺麗に写ってました。
足元の小さな岩をひっくり返してみると、数匹のイソガニ。すぐに岩の下に隠れました。ウミニナらしきはヤドカリじゃなくて身が入ってます。
12時23分Fedexのリエージュ(ベルギー)行が北へテイクオフ。僅かな南風ですが、南北どちらに離陸するかの判断は風向きだけではないようです。
イソガニをiPhoneで撮ってみました。
イソガニを踏まないように水辺を気をつけて歩いていると、見たことのない小さな丸いカニを発見。
あれ?、ザリガニみたいに前に歩いてます。初見のマメコブシガニと分かりました。左の脚が2本欠けているものの器用に前へ歩いてます。おそらく脱皮すると元にもどるはずですが、それまで左側の1本を大事にしてほしいものです。
清掃工場前のハクセンシオマネキをチェック、びっしりいました。白い点々全部がハクセンシオマネキです。
さかんにウェービングしています。繁殖期のピークのようです。
ダイナミックにウェービング、恥ずかしげにちょっとだけウェービング、色々います。
河口左岸先端にウミネコたちが集まってきました。潮が引いている内に左岸へ向かうことにします。
河口の中洲の右岸側を堤防から覗いてみると予想通りキアシシギ。漸く会えたものの渡ってきたばかりのせいか警戒心が強いです。
そのちょっと川上にコチドリ。
コチドリの近くにイカルチドリ(たぶん)。
ファミマでビールと焼鳥を買って左岸へ。焼鳥でバードウォッチングはちょっとよろしくないと後で気づきました。
左岸からイカルチドリ。コチドリより嘴が長いです。
漸くまともにキアシシギが撮れました。
右岸河口ほどではないものの、左岸河口のハママツナが群生している辺りにもハクセンシオマネキ多数。
テトラポッドにイソシギ。
コメツキガニ発見。いつものように砂団子に囲まれた巣穴から出たり入ったりじゃなくて、なんか様子が違ってます。
いつもより動きがゆっくりです。それに両のハサミで貝殻のようなものを抱えて巣穴を覗いては別の巣穴へ移動しています。1分10秒くらい、巣穴から♀らしき小さなコメツキガニがでてきてビックリ。少し争ったあと、貝殻を相手に渡して1回だけバンザイウェービングをして去って行きます。どうやら貝殻のプレゼントを渡そうと♀を探していたところ、やっと見つかったものの失恋してしまった、というところのようです。
尾崎の浜でもキアシシギ、さっきから4羽ずつ見ているので、男里川河口にいたのと同じ4羽かも知れません。
離陸したPeachは仙台行。いつもシロチドリがいる場所に今日はイカルチドリ。
スナガニのものと思われる砂団子と巣穴が散らばっています。巣穴を覗き込んでみたのですが、お留守のようです。
スターフライヤー東京行がテイクオフ。第1ターミナルに駐機しているのは7機だけ。
いつもの場所に腰を下ろしいつものようにボーッと海を眺めます。ここでシャツを着替えたものの、尾崎駅に着くまでにまた大汗。
10000系サザン指定席に乗車、4号車なので、前方を見通すと7100系の自由席に立つ人は一人もおらず、しまったと思ったものの、520円でも応援できて良かったと思い直しました。