ダイゼンとミサゴ
まだ雲が厚いですが、晴れてきそうなので出かけます。
尾崎の浜の階段式堤防に腰を下ろし飛行機を眺めながら遅い朝食、LCCと違ってシックないでたちのSQ機、「信頼と実績のシンガポール航空」とメッセージが伝わってきます。金色の部分は、DC8とか昔の写真を見ると黄色、さらに高質感を強く打ち出していると分かります。
いつものニャンコたち。いつものイソちゃん。「イ」じゃなくて「ソ」にアクセントを置くと泉州風になります。麻雀牌の一索はイソヒヨドリなのかも。
スナガニの砂団子は無く、ツルンとした浜辺です。おやっ、シギチが。
冬羽のダイゼンです。ダンディな夏羽と違って、大きな丸い目が際立ち、えらく可愛いです。
自分じゃなくて、向こうから少しずつこっちへ近づいてきます。
さらに近づいてきます。と、もう1羽、雌雄は分からないものの、つがいのようです。
小さな甲殻類か何かを見つけました。じっくり味わって食べてます。向こうは♀でしょうか、なかなかにセクシーなポーズです。
もう10mも無いくらい近づいてきてくれました。
かつてはダイゼンシギと呼ばれていたのが、チドリの仲間と分かり、ダイゼンに名前が変わったそうですが、見た目はやはりシギっぽいです。
空を見上げるとヒドリガモ、これから半年河口や浜辺を賑やかにしてくれます。
自分じゃなくてトンビがやってきたのに驚いて飛び立ったものの、浜の向こう側に下り立ちました。テトラポッドにはイソシギ。
ヒドリガモが飛び去って、現れたのはいつものミサゴくん。
関空をバックにミサゴ。ジェットスター機が2機写ってます。
男里川河口をゆっくり旋回中。
目をちょっと離した瞬間、魚をゲット。
魚を掴んだまま川上へ、自分が食べるんじゃなくて雛のために持って帰るようです。河口ではユリカモメが水浴び中。
フィンエアーがヘルシンキに向けテイクオフ。展望ホール前には5機がタキシング。今度、南向き離陸を見計らって展望ホールへ行ってみよう。
右岸河口にはカワウたちに混じってヒドリガモもお休み中、今日はハクセンシオマネキスポットは遠慮しておくことにします。
左岸河口の景色がずいぶん変わってしまいました。こんなに砂利が堆積していなかったです。左端の堤防の切れ目から小さな水の流れがあったのも無くなってます。
左岸の護岸壁とその下の砂利浜にかなりの数のカニ、ところがちょっと近づくだけで、隠れてしまい、暫くじっと待っていても出てきません。スナガニより臆病なカニですが、岩陰や護岸壁のスキマに隠れているところをパチリ。たぶんカクベンケイガニです。
川の中を覗くとクサフグ。足元からバタバタっと飛び立って対岸に下り立ったのはコチドリ。
何故か十字架が立てられています。右岸には重機が入り、葦原も草むらも完全に姿を消してしまいました。当然生態系の保護に十二分に配慮されての治水工事のはずですが、それでもショックではあります。
菟砥橋の下にいつものセグロセキレイ。菟砥橋の川上側は景色が変わっていません。
草むらにアカタテハ。さっきのミサゴが河口へ戻って行きます。
去年の台風21号で被災した男里川橋梁の復旧工事は周辺の保全工事も含め完了、橋脚は1基だけが新しいものに、架線柱は2箇所が立て替えられているのが分かります。
右岸の樽井へは向かわずに尾崎へ戻り、洋食の店 南海でオムライス。スプーンでどこから掬ってもチキンがでてきます。オムライスはケチャップソースが好みですが、デミグラスソースも行けると分かりました。