三河湾の干潟ハズレの日

せっかくのゴールデンウィーク、やはり少しは遠出したいです。つーことで、三河湾の干潟へ。

期待に胸を膨らませ、始発のアーバンライナーで名古屋に到着。

3300系吉良吉田行急行の前面かぶりつきゲット。近鉄や南海と違って、目の前に運転士さんのバッグが置かれないのは高く評価したいものの、いかんせん窓が汚れているのが残念。

名古屋から南側へは殆ど乗った記憶がなく目新しい前面展望です。

豊明駅にはEL120型電機、新安城から単線の西尾線に入ります。完全に初乗り路線です。

西尾線は、尾西線の佐屋あるいは弥富から津島線を経由して須ケ口から名古屋本線、新安城から西尾線に入り吉良吉田へと複雑な経路をたどる急行と、新安城-西尾間の区間運転列車が30分ヘッドで運用されています。弥富から吉良吉田まで乗り通す人はまずいないと思われますが、運用上そうなってます。

目的地の西尾駅は高架駅になってました。かぶりつき席を撮っておきます。JR東日本のE233系と同じ形状、対面は車椅子用スペースです。iccocaのチャージ機がなくて窓口でチャージ。名古屋でモーニングでもと思っていたのに忘れてしまい、朝4時起きだったのに朝ごはんは抜き。

一色干潟

レンタカーを借りて出発、三河湾最大の干潟、一色干潟を目指します。

YES!高須クリニック、じゃなくて高須病院、美容整形だけじゃない総合病院で、理事長はもちろん高須克弥先生。

一色港へやってくると延々と行列、三河湾の真ん中にある離島、佐久島への船を待つ人たちのようです。ググってみるとなかなかに魅力的な島で、ゴールデンウィークじゃない時に訪ねてみたいです。

一色干潟に到着、堤防の上は十分クルマで走れるのですが、ちょっとおっかないので、クルマを下りて歩いてみます。一番会いたい鳥は干潟じゃなくて、堤防の内側の貯水池にいるはず、と期待していたものの、堤防の内側はハシビロガモやキンクロハジロの北帰しそびれたようなカモたちだけ。

ずーっと沖まで干上がった干潟、ポツン、ポツンとチュウシャクシギ。

堤防の内側から色々鳴き声が聞こえてくるものの、見つけたのはホオジロだけ。堤防の上を1.5kmくらい歩いて、干潟に見つけたのはやはりチュウシャクシギだけです。

ずーっと沖の方を望遠でじっくりチェックしてみたものの、アオサギらしき影だけです。真正面が佐久島、直線距離で約5km。

いずれにせよ、大潮を狙って来たのが間違いだったようです。

コチドリ発見。

クルマを止めたところに戻ってくるとケーン、ケーン、堤防の上にキジ発見。どうやらこれで隠れているつもりのようで、かなり長時間ここにいました。

クルマに戻ればもっと近くから撮れるはずと戻ってくると居なくなってました。クルマのウィンドウにはテントウムシ。

堤防内側に貯水池がたくさんあり、多くは養鰻池のようです。そのどこかに目的の鳥がいるものと思われますが、道は狭く、奥へ入り込むと引き返せなくなりそうなので諦めます。ちなみに会えなかったので鳥の名前は書かないでおきます。

平成16年までこの近くを名鉄三河線が走っていて三河一色駅や松木島駅があって、レンタカーじゃくて徒歩で一色干潟まで行けたはず、徒歩であればもっと違った鳥見ができたはずです。あまりに鳥果の少なさにがっかりしすぎて三河線の廃線跡をチェックすることも忘れてました。

汐川干潟

三河湾のもうひとつの干潟へ行ってみることにします。この辺り当然うなぎが名物で、途中どこかでうな丼を奢るつもりも、ロードサイドでこれというお店は見つけられないまま、吉良吉田、蒲郡、豊橋を抜け、渥美半島の付け根までやってきました。もうラーメンでも何でもいいとお店を探すものの、見つからず、結局ファミマ。

ご当地ならではの冷やしきしめんです。今日の相棒は一宮ナンバーのヴィッツ。

豊橋鉄道渥美線杉山駅付近を行く1800系、元東急7200系です。

ここも干潟に近づく道がよく分からず、ちょっと離れた所にクルマをおいて汐川干潟にでてきました。まぁよく干上がってます。

が、鳥はいません。ほぼ1年を通して見られる鳥たちが紹介されていますが、今日いたのはアオサギだけ。

豊橋鉄道井原停留場

日本一の鉄道急カーブで有名な豊橋鉄道東田本線井原停留場へ向かいます。

モ780形、元名鉄780形がやってきたので動画です。半径11mのカーブで台車が大きく外に飛び出しています。

続いて赤岩口からT1000形がやってきました。堺トラムと同型ですが、11mカーブは曲がれないので運動公園へは入れません。クルマに戻ると井原交差点を曲がってきたのはモ3500形、元都電7000形です。

レンタカーを返し豊橋駅のペデストリアンデッキに上るとツリカケサウンドが聞こえてきました。元都電7000形が出ていくところです。

都電7000形は2度めの大改造で7700系になってしまい、ツリカケで残る7000形はこの豊橋鉄道の4両だけになりました。

名鉄パノラマスーパー

豊橋駅に入るとパノラマスーパーが入線してきました。せっかくなので指定席券を購入、指定席券じゃなくてミューチケットというそうです。最後尾の展望席に座りたかったのに、ふつうの席でがっかり。

発車後、すぐ後ろの展望席がガラガラなのを確認して移動します。8番線まである豊橋駅在来線ですが、名鉄は3番線1本しか使用できないのはずっと昔から変わっていません。

パノラマスーパーの窓はさすがにきれいに掃除されていました。

船町駅と下地駅を通過、JR飯田線だけの駅で、名鉄は線路を共有するものの、すべて通過です。さらに豊橋へ乗り入れる名鉄電車は優等列車だけで、普通に乗るには下地の隣の伊奈まで急行に乗って乗り換える必要があります。

豊橋行特急とすれ違い、最後尾はロングシートの3300形、つまりパノラマスーパー+3ドアクロス+ロングシートの3層建て。ちなみに岐阜向きのパノラマスーパーは既に無く、南向きの景色しか楽しめなくなっています。

3300系+3500系の準急豊川稲荷行とすれ違い。

ふつうの席から移動してきたのですが、一応チケットホルダーにミューチケットを挟んでおきます。ミューチケットは乗車区間に関わらず1乗車360円、他の鉄道よりダントツで格安、気軽に利用できます。

展望席は4段の階段を上がるようになっていて、後部から前面窓へ少しずつ段差があって映画館みたいになっています。同じ段でも前後で座面の位置も少し違っているようです。

再びパノラマスーパー同士のすれ違い、今度は1000系シリーズで統一された8連。以前の白ベースの方がはるかに美しかったのにもったいない。私鉄特急で塗色変更してオリジナル色より美しく、あるいはカッコよくなった例を知りません。

120km/hでぶっ飛ばしてます。最前列席の下に何やらドアのようなもの、たぶん運転席に繋がっているのではないかと。

神宮前-金山間の複々線、JRも加えると3複線区間、かなり萌えます。待機中の383系も見えます。

金山に到着。7000系パノラマカーとは逆に運転席は客室の下、7000系は車内から梯子を下ろして乗務員室に上っていたのですが、パノラマスーパーでは車内にあったドアらきしものを使わなくてもちゃんと乗務員室ドアがありました。

金山で一杯と思っていたのですが、面倒になったので名古屋まで行ってしまうことにします。2200系中部国際空港行特急を見送って、朝と同じ3300系急行でひと駅。

名古屋駅とその周辺はどこもかしこも人、人、人。地下街のエスカでちょっと高くてもいいから座って、食べて、飲める店を探してみたもの、甘かったです。ゴールデンウィークの真っ最中、前回入ったお店も行列で順番待ち、1人前3500円もするひつまぶしの店はさらに長い行列、どこにでもありそうなきしめんのお店も行列、

面倒になってすぐに入れる寿司屋にしました。晩酌セットは色々付いていてお得なものの普段の自分の感覚からすると倍以上の値段です。お代わりで頼んだ國盛辛口本醸造は800円もしたけど、かなり美味、晩酌セットについていた鯛のあら煮の甘いタレにピッタリでビックリ。