山で桜、海で鳥

週末で昼間に干潮、久しぶりに男里川河口へ行ってみます。干潮のピークまでたっぷり時間があるのでまずは高野線で花見。

高野線で桜

いささか二日酔い、ソルマックじゃなくて駅そばをお腹に入れておきます。肉やてんぷらはお腹が受け付けないので山菜そば、ソルマックより安いです。

6300系快速急行のカブリツキをゲット、新今宮の勾配を上ると先行の30000系こうや号が見え、上り線には東武8000系みたいな泉北高速7000系の後ろに2000系の急行。天下茶屋からどかどかっと数十人のインバウンド団体さん、耳を澄ませてみるとドイツ語です。

狭山付近の築堤の桜並木、首を伸ばしてみると狭山池の桜も満開、去年より少し遅い桜です。金剛で31000系こうや号とすれ違い。

河内長野に到着、近鉄と南海が出会う唯一の場所です。2000系6連の急行は山岳区間からなんば直通の大運転かと思ったら橋本発、今やこうや号以外の大運転は休日は下り1本のみと分かりました。

河内長野から林間田園都市へかけ、線路沿いや山肌の桜が満開、Wunderbar! 

紀見峠駅付近では線路間際に満開の大木、去年車内から見てもう一度見たかった桜はたぶんこれです。上り急行は6000系。

林間田園都市で下りて紀見峠まで歩いてみようか、と考えつつも橋本まで乗ってしまいました。

橋本では2300系2連が待っていたので高野下まで行ってみます。こちらもカブリツキゲット、紀伊清水で天空と交換。

2300系車内の英中韓のマナーポスター、なぜか日本語は「アカン」とか一部だけで本文は英中韓のみ。こういうのアリだとは思うものの、ノリばかりが先に立っていて、内容が精査されていないようです。誤解を生む原因になりかねないと懸念。

九度山を過ぎて山岳鉄道っぽくなり、高野下で下りて2300系を見送ります。

駅舎の上にキセキレイ。

風見鶏のキセキレイ。

2000系4連、上述の休日は片道1本だけ運転されている大運転の急行です。

桜と2300系、これで戻ります。車内はまたもやドイツ語の世界。さっきの人たちがすぐ戻ってくるはずはなく、宿坊で一泊してきた人たちです。トンネルを抜け丹生川橋梁を渡ります。

モントレー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(MOB)との姉妹鉄道という南海の広告、なぜ日本語だけなのか、もったいないです。他のスイス登山鉄道じゃなくて何故MOBなのか、既にレーティシュバーンと箱根登山鉄道が姉妹鉄道になっていたりしていたのでMOBにした、と推測。

新型高野山ケーブルカーのポスターはなかなか洒落てます。MOBはフランス語圏ですが、あちらでも高野山キャンペーンをやって、スイスやドイツからの集客に成功しているようです。景色の美しさではとてもMOBに敵いませんが、スイスの登山鉄道のバカ高い運賃と比べるとはるかにリーズナブルに世界遺産への旅が楽しめます。

この車内風景、スイスの登山電車に乗ってる錯覚を覚えます。紀伊清水で31000系こうや号と行き違い。こうや号車内やなんば駅ではフランス語の放送をやっていて、フランス語ホームページもあるのですが、今後ドイツ語も必要になりそうです。Nankai Eisenbahnのドイツ語パンフはありました。

橋本からの急行は左側カブリツキ、運転手さんの肩越しに紀見峠駅の桜、狭山の築堤の桜を見て天下茶屋まで戻ります。

南海線で鳥

サザンに乗って尾崎駅に到着、今日から1番線と4番線ホームの使用を再開、去年の台風21号での火災以来約7ヶ月ぶりに普通車がサザンを接続待ちです。いびつな運転間隔だったのが、ほぼ15分間隔に戻りました。橋上駅舎は以前のままに復旧されいて、改札前のお店は全てシャッターが下りたままですが、営業を再開できるようになっているようです。

尾崎駅周辺でググって見つけた洋食の店・南海さんです。行ったことのない駅東側へ徒歩5分位です。神保町や南池袋でずいぶんお世話になったキッチン南海を思い出しますが、全然関係は無いと思います。

薄暗い店内に何故かシャンデリアと山小屋風のランプ。お客さんはよく入っていて「○○しちゃーる」とかネイティブな泉州弁が飛び交ってます。

昭和40年代から時が止まったような店内、最初に惚れ惚れするような造形のウォーターピッチャーと福神漬が出てきました。水を注ぐと水が長い放物線を描きます。グラスから離して注いだほうがいいです。桜模様の穴が空いたステンレスのナプキンスタンドからも昭和が漂ってきます。

ランチとしてはちょっと予算オーバーですが、Bランチ1,400円を頼んでみました。ハンバーグとエビフライ×2、唐揚げ×2、ナポリタンスパ、リンゴのサラダです。何とトマトは皮を剥いてありました。エビフライは衣と身の間に若干空間があるもののかなり太いエビで満足。厨房では白衣の調理服に身を包んだこの道一筋50年以上という感じのシェフさんがフライパンから盛大に炎をあげています。おいしい洋食とは何かを知り尽くした丁寧でダイナミックな職人技です。

表のショーケースの蝋サンプルはなかなか再現度が高いです。

尾崎の浜、晴れているものの黄砂らしく淡路島は全然見えません。前回少年がいちばん人懐っこいと教えてくれたクロ。

イソヒヨの♀、砂浜の♂を追いかけていきました。

男里川河口に到着、河原でシロチドリたちが寛いでます。

ちょっと近づきすぎたか飛び立ちました。でもまだ残っているのもいます。

入浴中の1羽のところにもう1羽。

気持ちよさそうやな、自分も入ろっと。

コチドリもいました。アイリングと首の周りの黒い部分だけじゃなく足の色も違ってます。

ビューンとヒドリガモたちが河口にやってきました。何か落ち着きがなくそろそろ北帰行かと。

河口の浅瀬でピシャピシャと何か、よく見ると魚のヒレがいっぱい、ボラでしょうか。お腹が川底に着くくらいの浅瀬です。

関空を背景にアオサギ、ヒレが目の前を通っても見向きもしません。小ぶりな魚を探しているようです。

ダイサギも真後ろでボラがジャンプしても我関せず、小さな魚を捕まえては飲み込んでます。

コチドリのディナーはゴカイ、豊かな生態系を保っている男里川河口です。

右岸へ廻ってきました。河口先端まで歩いていくと、足元から一斉に飛び立ったのはシロチドリ、砂利と保護色になっていて全然気づきませんでした。お食事中だったのをお邪魔してしまったようです。ゴメン。

海に浮かぶカンムリカイツブリは初めて見ました。両側は夏羽、真ん中の1羽は冬羽のままです。関空連絡橋は4月8日から6車線に完全復旧だそうです。

簡単には見つからなかったもののハクセンシオマネキがいました。こっちの気配をかなり遠くから察して穴に潜り込むか、じっと動きを止めます。だるまさんがころんだ(ぼんさんがへをこいた)みたいにして少しずつ近づいて撮りました。繁殖期じゃないので大きなハサミを持てあまし気味にお腹の内側に抱え込んでいます。

ヤマトオサガニはハクセンシオマネキよりは容易に見つけられます。

河口先端の方へ戻ると、さっき飛び出した元の場所にシロチドリたちが戻って団子になってました。もうすぐ海に沈む場所なので巣じゃないはずです。

清掃工場の上からイソヒヨドリ♂がすごくいい声で鳴いてたのが、ふわっと地面に降りてきました。下を見ると♀。

あ、上手くいったのかな、と見ていると、♂は干潟に下りる階段の手すりに、♀は5mほど離れた岸壁の上でお見合いが続いていました。

上空からギャーというあまり可愛くない声、ケリです。重くなった足を引きずって樽井駅へ歩きます。ひらひら舞っていたヤマトシジミが足元に止まって開翅、♀です。

樽井駅前の電線にツバメ、今日何度もみたけど全然止まってくれず漸く撮れました。クタクタにくたびれたので尾崎駅まで戻ってサザン指定席。飲み食い以外、南海版奈良斑鳩1dayチケット+510円の出費でした。