草内のセイタカシギ

みやこじ鮮魚列車を途中下車、巨椋おぐら干拓地で撮り鉄に向かうつもりも、時間があるので、興戸駅で下車、草内で鳥見します。

ため池にはもう水が張られているはずなので、最初から田んぼを見て回ることにします。

水の張られた田んぼにアマサギが10羽くらい。目つきがキツイですが、きれいです。

もうイネがかなり伸びている田んぼもあります。

やはり五の坪池には満々と水が湛えられていました。近鉄特急が通過、その向う同志社前駅には321系の当駅折り返し。丘の上のトンガリ屋根は同志社田辺キャンパス。

反対側の一丁田池も水が満々、予想通りカイツブリだけ。

池から戻ってきてもまだアマサギたちがいました。白いのは冬羽のアマサギ。

この一画だけが休耕田で、周囲はバッチリ営農されています。ほどなくアマサギたちは東の方へ去って行きました。

田植えが終わったばかりの田んぼに、セイタカシギ!頭が白く、肩の羽が褐色なので♀です。

動画でセイタカシギ、抜き足差し足、独特な歩き方。

田植えの終わった田んぼから田植えはこれからの田んぼへ移動。

足と脚は違うと教えてくれているようなセイタカシギ。ひっくるめてシギチには違いないものの、セイタカシギはシギ科じゃなくてセイタカシギ科に分類されます。

シギ科のシギチと較べて嘴は短いですが、脚が長いことで、水の深いところまで入っていって餌を探せるメリットは大きいはず。

田んぼの畦で一休み、後ろでツバメが飛んでます。京都府では準絶滅危惧種にリストされているものの、減ってはいないそうです。

東京湾や伊勢湾では留鳥ですが、ここでは旅鳥なので、会えたのはラッキーであることは間違いないかと。自分としては、谷津干潟巨椋干拓地に次いで3度めです。

水鏡のセイタカシギ、バレーダンサーがお辞儀しているようにも見えます。

鳥たちが鏡に映った自分を攻撃するという話を聞いたことがあるのですが、自分と分かっているようです。

カメラを引いて広がる景色、今日はかなり暑いけどいつ来ても気持ちいい場所です。

トラクターのおじさんとセイタカシギはお互いに気づいているかと。

セイタカシギは田植えの終わった田んぼか、田植え前の田んぼか、どちらにしようか思案中。ツバメもまだ舞っています。

あっ、飛びました。脚を後ろに伸ばして飛んでる姿はサギに似てます。

遠くへ行かないで、すぐ下りてくれました。

下りたところは水がちょっと深くてびっくりしたようですが、脚が長いのでだいじょうぶ。

トラクター接近も全然動じる気配がありません。ちなみにトラクターはイセキ GEASシリーズ ATK250。

何か見つけたようです。ケリさんも一緒。

東側へ回って、あえて逆光で撮ってみました。

今日のベストショット!

優美でチャーミングでフレンドリー、コハクチョウと並んで、大のお気に入り鳥になったかも。冬のコハクチョウたちのように、湖北や安来に行けばほぼ会えるという訳には行かないものの、生態をもっと知れば、会えるチャンスは増えるはずです。

池に水が張られてしまったので、コチドリは田んぼに。興戸駅へ戻ります