男里川、近木川

ずいぶん久しぶりに男里川河口、多分半年ぶり

男里川河口右岸

ぱっと見何もいません。ちょっと遅れて野鳥の会大阪支部の定例探鳥会と思われる50人くらいのグループがやってきました。自分はこういう団体行動が極めて苦手です。そのため友達が少ないです。

いっぱい咲いてるマツヨイグサを踏まないように先へ行ってみても、ヒドリガモとカワウだけ。ハクセンシオマネキもいません。左岸へ回ることにします。

右岸の堤防のハシゴを登って川の中州をチェックしてみると、チュウシャクシギが15羽。チュウシャクシギをこれだけまとめてみたのは初めて。

向きを変えてこちらへ向かってきます。

チュウシャクシギの特徴、頭頂の白い縦の線もよく見えます。

いろんなポーズで楽しませてくれます。

同時に食事にありつけたようです。

男里川河口左岸

左岸へ回ると、また4羽いました。さっきの15羽とは別かと。

イソシギとシロチドリ。

左岸の先端にダイゼンが3羽。

シルバーとブラックのダンディな装いの夏羽と違って、冬羽のダイゼンはくるりとした丸い目がとても可愛く見えます。

ハマシギが現れました。左岸を歩いているときにハマシギらしき50羽くらいの軍団が上空を飛んでいるのを見たのですが、あとのみんなは見当たりません。

左岸先端の石積みの堤防に座って、関空を離陸する飛行機を眺めながらランチ。エアアジアA333クアラルンプール行とスターフライヤーA320羽田行。

コチドリがやってきました。顔を歪めて羽繕い。

尾崎の浜のテトラポッドにキアシシギが4羽。

1羽が隣のテトラポッドに移動したらもう1羽も追いかけていきます。どれが親でどれが子かはわかりませんが、4羽のファミリーで2羽は子供かと。

石積みの堤防に戻ってしばし腰をおろします。何羽かのツバメが舞っていて、よく見ると、同じコースを巡回しています。堤防に並行して低空飛行がコースに含まれていて、ツバメの飛行シーンが撮れました。

メダイチドリもやってきました。

近木川河口

まだ帰るのは早いのでもう1箇所、近場で行ったことのなかった、貝塚の近木こぎ川河口に行ってみることにします。

半世紀ぶりくらいに二色浜駅で下車、イソヒヨドリが出迎えてくれました。電車がきても遠くへは行かず架線柱の上に移動、鉄分の濃そうなイソヒヨドリです。

二色浜でバーベキューの人たちを横目に近木川河口にやってきました。50cmくらいありそうな大きなボラが盛大にジャンプ、大きな水しぶきをあげています。

一見何もいなさそうですが、河口の中洲にシロチドリ、ほとんど保護色です。

その向こう側にチュウシャクシギが1羽だけ。

チュウシャクシギとダイサギのツーショット。浜に小さなナミアゲハが降り立ちました。春のナミアゲハは夏のナミアゲハよりずいぶん小さいです。

河口の上には阪神高速湾岸線が通っていて、その橋台から河口の水底が深そうなところへ、海パンの男の子たちが飛び込んでいます。2m以上ありそうです。泉州の子供達、元気で度胸もあります。自分も泉州の子供でしたが真似ができません。

男里川と比べて河口にゴミは多いですが、水はきれいです。河口の先に魚釣り用と思われる桟橋が沖へ伸びています。

桟橋の左手に二色浜が広がります。浜寺に代わる海水浴場として開発され、自分も含め泉州の子供達にはとても馴染みのある場所です。昭和に比べ大阪湾がずっときれいになり公園もずいぶん整備されたので、人気を取り戻している様です。浜の手前の方は、潮干狩り場です。大阪府沿岸は貝毒が発生しているはずですが、通常通り営業しているのはなぜ?

関空が沖の左手に広がっています。夕暮れ時にまた来ようと思います。

だいぶ潮位が上がってきたのですが、チュウシャクシギはまだいます。

潮干狩りは採るだけ採っても全部回収され、お持ち帰りは別に安全なアサリを渡すしくみになっていることが分かりました。