西鉄グラフィティ
有明海鳥鉄のエピローグ、大牟田から博多へは、地下鉄代を加算しても西鉄の方が安いし、木の椅子のJRよりずっと快適です。
大牟田から3000系の特急、先頭車かぶりつき。運転士さんのバッグは貫通扉の内側に棚が作ってあって、そこに載せるようになっています。非常用ハシゴも運転室内に引っ掛けられています。かぶりつき派としてはありがたく優れた方法です。南海や近鉄も参考にして欲しい。
大牟田-久留米間には単線区間が混在していて、駅ではない信号所もあります。かぶりつきチェックで次の特急は8000系と分かり柳川で下車、3000系を見送ります。
大牟田行特急8000系「水都」がやってきました。柳川観光列車で、ラッピングだけじゃなくて内装も改造されているようです。
天神大牟田線の大牟田側の普通列車はかなり変わった運用です。7000形2連のワンマン運転が30分ヘッドで、大牟田から甘木線の甘木に直通しています。乗り通す人はまずいないんでしょうが大牟田から甘木まで56.2kmを何と2時間半、評定速度は実に22.5km/h。前後区間が単線なので柳川駅では対向する普通と特急の2列車と交換、それに同方向の特急と接続するため20分も停車します。
オリジナル色2扉転換クロスシートの8000形です。どうせ先頭車両のかぶりつきは空いていないだろうと最後部車両を狙ったのですが、先頭車両のかぶりつきが空いていました。大失敗。
シートはかなりへたっていてベコベコします。窓も汚れていて、残念ながら3000形と比べるとかなり見劣りします。白い枕カバーも時代を感じます。6編成の8000形の内、2編成は「水都」と「旅人」に改装され、3編成は廃車もしくは運用終了しており、この8011編成だけがオリジナル色で残されているものの先は長くないはず、貴重な体験になりそうです。
ずーっと昔ですが、黄色い2000形の西鉄特急にも乗った記憶があります。何をしに来たのかは思い出せません。
二日市で6000形の普通電車に乗り換えてみます。ほぼ同じ形状ですが、5000形は3ドアで2段窓、6000形は4ドアで1段窓、正面からだとワイパーの取り付け位置が違います。
アイスグリーンにボンレッドというこの配色、それに運転席側だけがパノラミックウィンドウで非対称な正面もかなり違和感を感じるデザインです。何を狙ってのデザインかは不明ですが、見慣れてくると悪くないです。
正面の平窓側には補助運転台のような設備があります。運転室自体かなり奥行きが深く山陽電鉄3000系を思い起こさせますが、客室側の窓が広く開放感があります。
3000系が急行になってきました。普通になっているのも見かけました。日中とラッシュ時でクロスシート車とロングシート車の運用が逆になるようです。
雑種の熊、ではなく「ざっしょのくま」、めちゃインパクトのある駅名です。武田鉄矢さんの実家、武田たばこ店があり、ソフトバンク創業の地だそうです。隣の「いじり」と「かすがばる」も気になります。九州では「原」は「ばる」と読むんですよね。
福岡(天神)駅に近づいてきました。夕方の帰宅ラッシュで普通電車ですが、かなり混んでます。
8011編成が普通になって折り返してきました。5000形のアンバランスな顔、いいです。ボンレッドは三井三池鉄道の色、アイスグリーンは有明海、じゃなくて、ムツゴロウの斑点の色、に見えてきました。
西鉄福岡駅到着、上本町に帰ってきたみたいです。
初めて見た800系新幹線。
絶滅危惧種、Nの付いていない700系ひかり444号15号車。
撮影:8/22