めでたいでんしゃ
男里川河口からみさき公園で春巻定食を食べて加太へ向かいます。
春巻定食の「紀淡」駐車場からサザンを撮ってみたけど、もう逆光です。
加太ではいつものイソヒヨ君、虫をくわえたままじっとしています。自分が食べないということは、ヒナにあげるんでしょうが、なら、早く帰ればいいのに。
前回同様、堤川の土手を少し歩いてみたものの、ホーホケキョ、ケーンケーン、色々聞こえては来たものの姿は見えず。加太駅に戻ります。
ここへ来た目的の7100系改の「めでたいでんしゃ」、ドアが開くと足元にタイが泳いでいます。床は完全に張り替えられていました。
ドア横のかなりクォリティの高い木彫りのレリーフ、タイのつり革、3種類のタイのシートモケット。
ドアが閉まると中は真っ赤にタイのロゴ。
ウロコ模様のロールカーテン、窓にもタイ。
和歌山の名物小鯛雀ずしのタイにちなむものですが、小鯛とは真鯛のこども、チャリコです。
一駅だけ乗って磯ノ浦で下車。
関西随一のサーフスポットの磯ノ浦、この辺りで撮影されたと思われる「めでたいでんしゃ」と海の写真をネットで見つけ、真似して撮り鉄に来たワケです。
加太線がごく限られた区間で海に顔を出してました。
現地に来て分かりました。海と加太線を一緒に撮るには、この堤防からしかないと。
写真の波はイマイチですが、もっと大きいです。迷いましたが、撮り鉄に命を懸けることはないと諦めることにしました。
二里ヶ浜駅の「めでたいでんしゃ」。
和歌山市駅でじっくり撮ってみました。ジャンパ栓カバーや屋根に上るステップ、渡り板、連結幌留め具まで、ステンレスパーツ以外の金属パーツは丁寧に濃いピンクに塗装されています。
ピンクに塗られても7100系の優しいイメージはしっかりキープされていて、レタリングも和歌山電鐵なんかよりずっと上品、製造銘板も濃いピンク。下品になりかねないピンクのカラーリングを見事に処理、やっぱり電車のことをよーくわかっている千代田工場、いい仕事しています。
夕日を浴びて加太へ向かう「めでたいでんしゃ」。難波発のイベント列車を企画すればかなり集客できそうです。