男山

石清水八幡宮の男山から京阪電車の俯瞰を狙って八幡市へ。

枚方市で乗り換えた各停は5000系、昭和っぽい顔をした好みの電車ですが、初めて乗車したかも。他に例を見ない5扉車、ラッシュ時は5扉、それ以外は3扉になり、椅子が上から下りてきてドアの前に席ができます。

京都競馬の開催日で、競馬新聞とにらめっこしているおっちゃんたち、というかジイさんたちがいっぱい、どう見ても平均年齢は70歳を越えていて、朝っぱらから酒臭さと加齢臭が車内に充満していました。ひと頃の地方競馬か競輪開催日の車内の雰囲気です。中央競馬も先行きヤバいかも、と感じます。

映画とひらパー、ジョイントの中吊り。岡田准一のパロディ広告はシリーズ化されているのですが、舞妓さんで満員の京阪特急とかと比べるとイマイチかな。でも京阪の、このノリは好きです。「愛が多すぎる」や「加太さかな線」の南海と似たノリを感じます。

男山へ上る前に背割堤を回るべく、駅前の八幡市観光案内所でレンタサイクルを借ります。、前回まで無料だったのが、1日500円になってました。3段変速のママチャリの新車を34台導入で有料化したようですが、34台ものレンタサイクルの需要があるとはちょっと考えにくいです。

それはともかくイソヒヨドリに見送られて出発。

木津川橋梁を渡る電車を眺め、ホオジロの鳴き声を聞きながら土手で朝ごはんです。

午前中なら男山ケーブルを順光で撮れると狙っていたのですが、今日は視界が悪くイマイチ、かなりレタッチしています。

乗って良し、眺めて良しの8000系です。

背割堤の先っぽまで行ってみたのですが、菜の花はまだで、枯草の林。ウグイスが盛んに泣いているものの、見つかったのはカワラヒワ、アオジ、ホオジロまで。

木津川と宇治川に挟まれた先端部分が背割堤、その北側、宇治川と桂川に挟まれた、かわきた自然運動公園の先端の方に行ってみました。期待していたのですが、野球場を過ぎると河川事務所の整備の手がまだ入っていないエリアのようで、ゴミがひどくて早々に退散。

木津川橋梁の土手のモズ。

京阪淀川橋梁と木津川橋梁の間の田んぼでケリ。高速道路さえなければ、と感じる場所です。

男山ケーブルに乗って男山へ。わずか3分で山上駅、そこから急な石段を上ったところの展望スペースから京阪電車が俯瞰できるのですが、目の前にじゃまっけな電線。体を屈めて手すりの柵の間から、電線と被らない角度を何とか見つけて撮った8000系の1枚です。

大した距離じゃないので裏参道を下りてみます。ずっと石段です。

ツバキの蜜を吸うヤマガラとメジロ。

石段をほぼ下りきって膝がガクガクになったところでイカル。色々回ったけどハズレの日かなと、思っていたけど、このイカル君が、ハズレ度を軽減してくれました。

天満橋からの帰り道、ちょっとお城へ寄り道。ハチジョウツグミがまだいました。

南外堀でハシビロガモたちが集まって、しきりに円を描いて泳ぎながら、水中の何かを食べてました。