須磨、水無瀬

神戸でカツオドリが年越ししていたそうです。カツオドリなんて小笠原とか、ガラパゴスとか、そういうところにしかいない、と思っていたのに、まさかの神戸です。まだいるのか、いたとしてもかなり沖合のようなので、ボウズ覚悟でとりあえず須磨海釣り公園へ。

金網の釣台が400m程沖まで伸びています。風も強く、全然大丈夫と分かっていても結構おっかないです。一番沖まできても、バーダーさんとかいません。やはりカツオドリはいないみたいです。釣りの人自体少ないです。

気持ちのいい快晴、明石海峡大橋がきれいです。

カツオドリは諦めて撮り鉄します。EF210+EF200の重連と山陽3000系。

おっと、トワイライトエクスプレスが来ました。

ユリカモメじゃなくてウミネコです。塩屋の方へ行ってみることにします。JR山陽本線と山陽電車に挟まれた国道2号線をぷらぷら歩いていきます。大好きな3000系アルミ車。

塩屋漁港辺り、トンビが多いです。検索した限りでは、テトラポッドの防波堤の向こう、ブイが並んでいるあたりに、カツオドリがいたと推測されます。

塩屋浜から平磯緑地を通り、滝の茶屋駅から電車に乗ろうとしたら、海側から崖の上にある駅に行く道がありません。仕方ないので東垂水駅まで歩きます。

東垂水駅も崖の上ですが、海側から陸橋でつながっていました。東垂水もとても眺めのいい駅。古風な黄色い灯台は平磯灯台、明治26年に建てられた日本で最初のコンクリートの灯台で、サマセット・モームの短編小説の題材にもなっているそうです。淡路島側の街並みまでよく見えます。

運よく3000系アルミ車がやってきました。3000系アルミ車は普通電車専用ですが、概ねこのクロスシート、転換はできませんが、海を眺めるにはバッチリ。

車窓からさっきまでいた海釣り公園を眺めます。ガラパゴスへ行ってみたい、との思いが募ります。

この電車は須磨止まり、向かい側に待機している須磨浦公園始発阪神梅田行特急に乗り換え、新開地で阪急梅田行特急に、十三で京都線に乗り換えます。今日の鉄分はOKですが、鳥分が不足しているので、水無瀬へ向かいます。

この冬も水無瀬に帰ってきたコミミズク、ギャラリーは200人くらい、相変わらずの人気者です。

考えてみたら、よくぞ右岸の水無瀬を選んでくれたものです。これが左岸だと完全に逆光です。

自分としては今日のベストショットです。