初めての電車
ゴールデンウィーク中に乗った初めての電車です。
前から見かけてはいたものの乗ったことのなかった南海2000系、元々高野線の山岳区間用の車両ですが、高野線の運用の変更で南海本線に移動、普通車専用で使用されているようです。他の車両と異なり2ドアのため、2扉車と大きな看板を掲げています。
2扉の間はバケットタイプのロングシートですが、両端はボックスタイプのクロスシートになっています。座り心地は南海伝統というべき座り心地の良さ、ボックスシートでも足元も広く快適です。
照明はむき出しではなく、カバーがあって、かつての旧1000系を思い起こさせる落ち着きのある空間を提供しています。南海の良い伝統を引き継いでいるとても素晴らしい車両です。
もうひとつ初めて乗った車両、というか初めて乗った路線、大阪市営地下鉄今里筋線です。
都営地下鉄大江戸線そっくりです。デザインは大江戸線よりグッドだと思います。
大江戸線同様、乗っていて、かなり音がウルサイです。トンネルの径が小さく、反響が大きいことが一番の原因ではないかと推測します。
今里駅で千日前線から乗り換えたのですが、乗り換えにかなり歩かされるのも大江戸線と似ています。小さな車両4両編成でも乗客は多くなく、休日の昼過ぎ、一番乗っていたと思われる区間でせいぜい1両20人程度といった感じです。
緑橋で中央線、鴫野でJR学研都市線、蒲生4丁目で長堀鶴見緑地線、関目成育で京阪線、太子橋今市で谷町線と接続しているのですが、どうやらいずれも便利な乗り換えではなさそうです。 他線と接続しない駅も概ね他駅から1kmくらいの距離、他線と接続していても、例えば学研都市線沿線から鶴見緑地線への移動のニーズとかはそんな多いはずがないと思います。
豊里の知人宅を訪ねた帰りは阪急上新庄から帰宅、周りに何もない、だいどう豊里より上新庄の方がよっぽど賑やかで便利で楽しい、今度知人宅を訪ねる時は往復阪急になりそうです。 今里筋線、大江戸線と似ていても都心へ乗り入れていないのが致命的、東京にもこんな路線はありません。
建設費2700億円かけたとか、50年かけても償却できなんじゃないでしょうか。明らかに失政と思われます。