喫煙者に優しい大阪の街
1年前だか、長年吸っていたマイルドセブンライトから1mgでもタバコを吸った満足感があるIMPACT ONEに変え、当然禁煙のオフィス勤務になって1日2箱が1日1箱に減ったものの、未だに愛煙家です。
ということでコーヒーショップはスタバには行けません。ドトールか、ベローチェ(一部全面禁煙の店もある)になるわけです。
関東私鉄は逸早く全面禁煙、以前ホームの2箇所にあったJR東日本の喫煙所も、ホームの遥か外れに1箇所になり、そして全面禁煙になりました。
大阪に来てびっくりしたのが、駅構内に喫煙所が残っていることです。新宿区などでは撤去されてしまったコンビニ店頭の灰皿も、大阪ではどこへ行っても置かれています。
飲食店は全面禁煙どころか分煙すらされていない店も数多くあります。びっくりしたのはお寿司やさんのカウンターでタバコが吸えることです。ちょっと東京では考えられません。
こんなことを書くとヤブヘビになってしまうかも知れず、それでも大阪の街も禁煙が進んでしまうとは思いますが、現状では、自分としてはありがたいです。
国際線の飛行機であの小さな灰皿が一杯になって、さらにギュウギュウに押し込んでいたことが懐かしく思い出されます。自分が子供の頃、長距離列車でなくて、普通の通勤電車(自分の場合は南海電車)の車内でも、おじさんたちがタバコを吸っていたように記憶します。
昔の映画を見ると、タバコを吸うシーンがとても良く登場します。映画館や寄席とかでも皆パコパコ吸っています。主演の俳優さんも女優さんも、とてもカッコ良くタバコを吸っています。
松田優作さんや桃井かおりさんのタバコを吸うシーンのカッコ良さとかは誰でも理解してもらえると思います。
世の中の禁煙が進むことは、反対ではありません。しょうがないと思うし、いずれ自分もタバコをやめる可能性は小さくないとも思っています。300円から400円への値上げはそのキッカケを奪ってしまったとも思っています。
でも、昔の映画でタバコが感動的なシーンを多く演出してきたように、タバコの効用、といっては語弊があるかも知れませんが、タバコが社会に果たした何らかの役割があったことは認めて欲しいと思います。短時間でできる気分転換、達成感の確認とか、そういう役割でしょうか?
もっと単純に、昔からの習慣だから、と言ってしまっていいかも知れません。その善悪とかには関係なく、東京がどうあろうが、昔からの習慣が根強く残っているのが大阪の街で、それはタバコに限らず、いろんなところにあって、それが大阪の街の居心地の良さにつながっているということは言えると思います。