久米田池のタゲリ
岸和田の久米田池へ鳥見。久米田池は大阪府最大のため池、聖武天皇が行基に命じ14年をかけて造られたそうです。
久米田池に来たのは中学生の時以来かと思います。中学生の頃の記憶ってあまりないのですが、部活か体育の授業のランニングだったような気がします。
阪和線の下松駅、当時はまだなかった駅です。201系かなと思ったら延命工事された103系でした。
その横を流れる春木川、また103系、絶滅危惧種が2本続けてやってきたのでビックリ。
川を覗くとセグロセキレイが。
おっとー、キセキレイもやってきました。難しいのから先にゲットしたので、今日もセキレイトリオのコンプリートはほぼ確実です。
春木川の土手を久米田池に向かいます。両岸ともこんな感じにキレイに整備されています。近くの保育園からはだんじり囃子が。山手地区のだんじりは終わったばかりで、子どもたちもまだ余韻さめやらずのようです。自分も学校の机をエンピツで叩いて、だんじり囃子やっていたのを思い出しました。
自分にとって思い出ビッシリのたまねぎ小屋。このところ淡路島の方が有名になっていますが、かつては泉州が日本一のたまねぎ産地でした。たまねぎ小屋はたまねぎを干すのと農機具の保管に使われる柱だけの小屋で、自分が岸和田市民だった頃は、まだまだそこら中にありました。
ひょいと真上を見上げるとモズ。
久米田池です。周囲は一里、4kmと社会の時間に学んだ記憶があるのですが、改めてネットで確認してみると2.6kmだそうです。記憶違いか嘘を教えられたのか、後者のような気がします。
ツマグロヒョウモン。
お初にお目にかかります、キトンボです。
マガモ。
池の北側の方にヒドリガモがいっぱい、その向こうはオオバンがいっぱい。
同時に首をつっこんでるのがいっぱい。
ハクセキレイ、ゲット、これでセキレイトリオコンプリート、おまけにグレーの冬羽と黒い夏羽の両方ゲットです。
シギ類がいないか、望遠鏡代わりにカメラをズームいっぱいにして探していると、ずいぶんカッコいいのがいました。
近くにいた大砲レンズのバーダーさんに鳥の名前を教えてもらおうとしたら、向こうから、何という鳥ですか、と聞いてこられました。
ウチへ帰ってタゲリとわかりました。シギの仲間ではなくチドリ科の鳥です。
ピンと立ったかざり羽がとてもカッコいい、見た限りでは3羽いました。
よく見ると羽にメタリックな光沢があります。
ポーズもいちいちカッコいいです。ちょっとわかりにくいですが、とても大きな可愛い目をしています。
久米田寺です。手前の池に飛び出た建物、記憶にあります。
ヒドリガモとオオバンの混群。
池の向こうの神於山、その向こうは和泉葛城山、子供の頃毎日見ていた風景です。
池の畔にグループホームがありました。生まれ故郷で鳥と毎日遊べる他にはない環境です。終の棲家の候補カモ。