枚方で鳥見
大阪城ではめっきり野鳥たちが少なくなったので、枚方へ足を伸ばしてみることにしました。枚方市は人口40万人、大阪市、堺市、東大阪市に次いで大阪府で4番目の都市なんですね。でもご縁がなく、京阪枚方市駅で下りたのも初めてです。
全ての列車が停車、交野線が分岐する大きな高架駅ですが、駅ナカ、駅前とも意外なくらいお店が少ないです。商業集積は3つ先の樟葉駅や国道1号沿いに移ってしまっているようです。
枚方市駅を西側に出てスグ、関西医科大学のキャンパスで、早速、黄色い鳥をつがいで発見、写真は撮れなかったけど、カワラヒワだったかと思います。医科大のキャンパスを抜けるともう淀川の河川敷です。鳥見の人も少なくないようです。
アオサギを見ながら、迷って北へ向かうことにします。
河川敷というと、もっとだだっ広いイメージですが、森のなかの道に入って行きます。
すっかりお馴染みになったハクセキレイ、木に上でスズメが眠っていました。
鳥獣保護区になってました、期待が膨らみます。
木立の向こうに高槻市側が望めます。川べりを歩いているのですが、川に面しているところは少なく、ずっと森の中か平坦な山道を歩いているような感じです。
枯れ木の上にホオジロがいました!
例によって手ブレ動画ですが、ウグイスとの合唱が録音できてました。
名前の知らない木の実、ムクドリ軍団がせっせと食べてました。
名前の知らない紫の野草、さんざん検索したものの分からず。
ロードバイクやってる人がかなりいます。とても淀川とは思えない風景も。
穂谷川の河口付近までやってきました。何気なく中洲を眺めていると、カワセミ!
見失ってしまったところに、鳥見の人がやってきました。「カワセミ、いましたよ」と教えてあげたら、すぐさまフィールドスコープをセットして、覗かせてくれました。
鮮やかなオレンジとブルーのカワセミが画面一杯に映しだされています。同じものを見ているのに、この写真と全然違います。
フィールドスコープの威力だけじゃなくて、この方の鳥を見つけ、すばやく道具をセットするワザにビックリです。
この人のフィールドスコープはデジスコになっていません。首には双眼鏡がかけられているだけ、つまり写真を撮っていないんですよね。頭の記憶素子にだけ記録してるワケです。カッコ良すぎです。かなりなベテランバードウォッチャーさんとお見受けしました。
ここから淀川を離れ、穂谷川を遡り、山田池公園を目指すことにします。
電線にホオジロが止まっていました。
水の透明度が高く、水量が少ないので、ウが潜っているところがよく観察出来ました。
河口から山田池まで3.5km、川岸は遊歩道のようになっていて歩きやすく、川の表情に変化もあり、歩くのが楽しい道ですが、いかんせんこの日は暑かった。
カワセミを見た所から約1時間、ようやく山田池公園に到着、炎天下、かなりバテました。
野鳥観察場と看板はありますが、トリは見当たりません。かなり季節はずれではあります。
ギ、ギ、ギ、ゲゲッ、ゲゲッ、という鳴き声がずっと響いています。カエルかな、と思って声の方へ近づいて行ったら、木の上の方から声がします。
ず~っと探していて、漸く見つけましたが、顔や背中はよく見えません。
ウチへ帰ってから検索しまくって、カエルのように鳴く鳥でヒットしました。オオヨシキリです。
一夫多妻性のトリだそうで、この鳴き声、要はずっとナンパしているということのようです。
花菖蒲が見頃を迎えていました。
人口の渓流もあります。他の公園でも見かけますが、洗剤とかの化学品の油が浮いていたりして見苦しいところが多いのですが、ここは天然の渓流っぽくかなりよく作られています。公園運営のレベルが高いです。
アジサイやハスもそろそろです。
蓮池でザリガニ釣りをしていました。子どもたちの釣果を拝見。
カメが溝の中をノソノソ歩いてました。どう考えてもこのままだとこの溝の中から一生出られないはずです。せっかく褒めた公園なのに、設計が間違ってます。
そのまま行って、どうしても気になって戻って、カメを溝から出してあげ、草むらの中に戻って行くのを見届けました。いずれ山田池の奥底にある竜宮城へ連れて行ってくれるかも知れません。
山田池公園、まだ整備途中の部分もあり、溝の設計など改善余地はありそうですが、里山的な雰囲気もあるとても居心地のいい公園です。あまり有名でないので人も少ないです。京阪枚方市駅からバスで15分くらい、10分毎くらいに運行されていて、便利です。