川崎重工兵庫工場と武庫川鳥鉄
あと1日残っていたスルッと関西3dayチケットで西の方に行ってみることにしました。
山陽電車をじっくり眺めてきました。阪神の直通特急には運用されていない3000系、昭和っぽい魅力的なお顔、ちょっと名鉄っぽい。かつては阪神大石や阪急六甲まできていたのですが、今は阪神三宮、阪急三宮以東には乗り入れていないようです。
垂水駅から乗ったのが須磨行普通の3050系アルミ車、内部はクロスシート、レアな条件がかなり揃ってました。
3050系の鋼製車、前照灯が3000系と異なります。Wikipediaで詳しく紹介されていますが、昭和39年から昭和60年までの長期に渡って製造され続けたシリーズなので、かなり色んなバージョンがあり、鉄心をくすぐってくれます。
板宿で山陽電車から神戸市営地下鉄西神線に、さらに新長田で神戸市営地下鉄海岸線に乗り換えます。初めて乗る路線で、神戸に長堀鶴見緑地線や大江戸線みたいなリニアモーター式ミニ地下鉄が走っているとは知りませんでした。
苅藻という駅で下りて、10分程のところに川崎重工兵庫工場があります。敷地内に0系新幹線と151系こだま号が展示されています。
屋根はあるものの野ざらしなので、あまり車体の状態はよくないように見受けられました。構内の運河を渡る鉄橋に、同社の製品、満鉄パシナ形やC57の写真が貼られています。
カワサキワールドの記事でも触れましたが、国内の主な鉄道車両のかなりの部分がこの工場での製造、上述の山陽3000系もそうですし、大好きな阪堺モ161形も昭和3年にここで製造されています。
工場の敷地に挟まれた道路(工場の敷地外)を入っていくと、北陸新幹線E7系(W7系かも)が搬出待ちの状態でした。無論工場内に入ることはできませんが、敷地外からの撮影は問題なさそうです。
よく見てみると、線路は標準機と狭軌のデュアルゲージになっていて、狭軌の仮台車を履いてました。
工場の裏側へ廻ってみるとレンガ壁、明治39年創業の頃からのものでしょうか。
運河の向こう側からズームで撮った写真です。カバーが被されているので、撮影していてちょっとドキドキしました。初代フリーゲージトレインだそうです。
山陽5000系の直通特急阪神梅田行、最近乗る機会も多いお気に入りの電車です。
まだ陽があるので、阪神武庫川線に寄り道しました。武庫川駅西側に武庫川線へ入線するための短いスイッチバックがあります。かつてこの先、国道2号線武庫大橋のあたりまで線路が延びていたそうです。
武庫川-武庫川団地前、わずか1.7kmの路線です。この路線専用の2両編成が2編成、単線ですが、途中の東鳴尾駅で交換して結構頻繁に走ってます。
友人A君が、絶対私が気にいるタイプの路線だよ、言っていたのですが、バッチリ当ってました。
APPENDIX
洲先から武庫川駅まで武庫川の土手を歩いて戻ることにします。
アオサギ君がほとんど警戒心ゼロで土手につっ立ってました。
こんなに警戒心のないサギは初めてです。
武庫川駅で阪神電車に乗るべきところ、その上流の方が鳥が出そうな雰囲気で、歩くのを止められなくなりました。
カモ君がずっと伴走してくれます。もう国道2号線の武庫大橋の近く、陽も殆ど暮れてしまったのですが、ハクセキレイを見つけました。
そのとなりの岩には、このブログ初登場のハマシギが!
武庫川、たぶん鳥見の穴場です。