カイツブリ危機一髪

1週間前に訪ねたばかりの新潟は冬が始まったばかりで大雪。大寒波襲来が1週間早かったら白鳥どころか、行けなかったあるいは帰れなかった可能性が高かったかも。


布施を発車したあたりの奈良行急行最後部車両の車内、向いに座ったおっちゃんが通りがかった車掌さんに、これで名古屋へ行けますか、と質問。おっちゃんがしっかり名古屋までのきっぷを持っていることを確認した車掌さんは布施へ戻るより西大寺、八木経由が早いと判断、大和西大寺でお乗り換えくださいと案内、さらに乗り慣れていない乗客と見て、西大寺での誘導を手配したようです。石切で、東生駒・富雄へは向かい側の区間準急大和西大寺行にお乗り換えくださいとアナウンス、「大和西大寺」に反応して下りてしまったおっちゃんを車掌さんが慌てておいかけ、このまま西大寺までご乗車ください、駅で係員がお迎えします、とおっちゃんを元に戻しました。生駒、学園前と停車し、おっちゃんが下りてしまわないかひやひやしたものの、無事西大寺で下車、車掌さんが再び駆け寄って駅員さんとおっちゃんを引き合わせていました。ちょうど1番線に橿原神宮行急行が停車中、あれでさらに大和八木で乗り換え、おっちゃんが無事名古屋に辿り着けたかどうか、ちょっと心配です。

近鉄奈良駅の駅名標に鹿が描かれ、(奈良公園前)という副駅名が付けられていました。もうずばり「奈良公園」という駅名に変更しても良かったかも。

駅の時刻表も近鉄独自の列車種別毎に区分けされた縦書きから一般的な横書きに変更、快速急行と急行が別枠だった以前のよりこっちの方がずっと見やすいと思います。

お好み焼き「団」のミックス焼、マヨネーズの下は余すところなく一面牛肉と豚肉、それも4枚くらい重なっていて、その下にはぶつ切りのイカがごろごろ。

吉城園

池の水位えらく低くなり、茶室は春先からの耐震工事が漸く完了していました。

モミジがまだきれいです。茶室裏の小さな池にはモミジの枯葉が堆積しています。

センリョウは赤い実と黄色い実で別の株です。工事用の囲いが取り払われ茶室の眺めがすっきりしました。

赤モミジと黄モミジ。

咲いている花は僅かな中、スイセンが花を開いていてもう枯れている花も。もうすぐ梅の季節が始まってしまいます。

なぜかボケが一輪、3ヶ月くらい早いです。

赤と黄のモミジのグラデーションとこれだけ寒いのに鮮やかな緑のスギゴケ。

小さなヤシの木のようなマンリョウ。土手のスギゴケが可愛い。

アオギヌゴケでしょうか? 茶色いのは蒴(さく - 胞子嚢)。

スギゴケの上に貝殻のような何か、ドングリの帽子(殻斗 - かくと)です。

大仏池

寒いのであまり歩き回るつもりはないものの大仏池にやって来るとカイツブリがプカプカ。

池の縁で石垣の裏に出たり入ったりしているカイツブリ、首に縦縞が残っていてまだ幼鳥のようです。

池にバシャっと大きな音、すぐに舞い上がり上空を旋回していたのはチョウゲンボウ、じゃなくてハヤブサのようです。くっきり撮らせてくれないままハヤブサは春日山へ消えていったのですがドキドキしました。

カイツブリたちは無事でした。ハヤブサが襲ってきた瞬間、水中に潜り込んだようです。

自分はまだドキドキがおさまらないもののカイツブリたちはもう平常モードです。

5mほどの距離にカイツブリはあまり珍しい。ハヤブサより人間の方がマシということかも。

春日野園地と浮雲園地の間を流れる吉城川を渡るバンビです。

鹿に紅葉、の影。


近鉄奈良(奈良公園前)駅ナカの豊祝でちょっと温まります。ちろりの燗酒をボーッと飲んでいたら、隣の上品なおじいさんに声をかけられました。某大手企業を退職後、奈良公園内の某歴史遺産管理のボランティアをしていて、ボランティアガイドでもあるそうです。歴史の色々うんちくを聞かされたのですが、詳しいのなんの。自分の歴史知識ではとてもボランティアガイドなど務まらないと思い知らされたのですが、話しが長くなりそうなのでちろり2杯で失礼しました。