105系とラビットカーと青シン
吉例の吉野新年会、その前にちょこっと撮り鉄。
壺阪山でまだ残っていた16000系旧塗装と交換、薬水に到着です。
駅からちょっと吉野口寄りの田園、小山を正面に和歌山線がきれいなS字を描いていて、ここを撮影ポイントにすることに決定。振り返ると、さくらライナーが33.3‰を下って行きます。
新塗装の16000系とあべの橋行急行。
お目当ての105系、架線柱に被ってしまいました。広い田んぼからの写真もかなりイマイチ。来年のお正月には227系に置き換えが進んでいて、まだ105系は残ってはいてもおそらく確率50%程度になっているかと。
さっきのS字カーブへ急いで戻ります。吉野口でさっきの奈良行と交換した和歌山行です。電車が走っていないS字カーブのままの方が風情があるような気がします。
真正面の小山の形がいいので調べてみたところ山の名前は分からないものの吉野口駅前の採石場で無残な山容になってしまった山の南斜面です。これ以上105系を狙うには1時間待つしかなく新年会に遅れてしまうので、薬水駅に戻ります。
あべの橋行がS字カーブを曲がって薬水に到着、右へカーブしながら33.3‰を下っていきます。S字カーブの上を走る電車じゃなくて、S字カーブにアプローチするところを撮るべきだったと気づきました。
1日の乗降人員は100人ほど、大阿太駅と並ぶ吉野線の秘境駅ですが、30分ヘッドでなかなか便利です。和歌山線も最新型車両導入よりボロい電車のままでも30分ヘッドに増発する方がよっぽど費用対効果があるんじゃないかと思うのですが…
電車が行ってしまい静けさが戻った駅にツキヒーホシ。冬の月日星、イカルです。ちなみに夏の月日星はサンコウチョウ。
レールの軋み音を響かせやってきたのは6020系ラビットカー復刻塗装。
ラビットカーのロゴも昔のまま。子供の頃、駒ヶ谷の従兄弟の家に遊びに行くときに何度も乗り、南海沿線住民には憧れの電車でした。
薬水を出て来た方に土木遺産の薬水拱橋が見えます。この辺り3年前のお正月に歩きました。
空模様はイマイチですが、車窓から大和葛城山と金剛山。
六田で青シンと交換、こっちの窓枠がオレンジ色なのがミソです。
連結面から外を眺めながらの乗り鉄がかなり楽しいことに気づきました。吉野川橋梁から川面を撮ります。
吉野に到着、ラビットカーにご満悦の自分です。
吉野新年会の始まり〜、3時間飲み続けます。もう4年連続で吉野駅前のささおか食堂さん、手作りこんにゃくとか蕪の酢漬けとか、いろんな美味しいものを振る舞ってくれました。
青シンに乗車、今年は先頭1号車のサロン席です。運転室ドアに青シンのロゴが入った小さな丸窓があります。擦りガラスになっていない部分から前面展望。
今度は青シンからラビットカーを眺めます。今年はせっかくの青シンで爆睡することも無く仲間からえらく感心されました。