香櫨園浜のコアジサシ
昨晩飲みすぎて朝4時に起きることはできたものの完全に二日酔い、東の方へ遠出するつもりだったのを諦め香櫨園浜に変更。
結局ウチを出たのは9時前、コンビニでソルマックを注入して出発、尼崎で立ち食いそばを流し込んで胃のムカムカは漸く治まりました。やはり薬より食べ物を入れるのが効くようです。
海老天が2本入ってますが厚いコロモを剥くと直径約1cmのぶにょっとしたエビ、カラッと揚がったハーフカットのかき揚げは香ばしくて美味しく、ふつうにかき揚げそばにしておけば良かったです。香櫨園に到着。
夙川にはまだ鯉のぼり、お雛様のように節句を過ぎたらすぐ片付けないとダメ、とかはないみたいです。香櫨園浜に到着、干潮で右岸河口に姿を表した干潟に白い鳥が見えます。
干潟の白い鳥はユリカモメでした。でも期待通りコアジサシもいます。
コアジサシは50羽くらいいそうです。すぐ向うでヨットスクールの講習中。
こちら側左岸の水辺にシロチドリ。
右岸の水辺にはトウネン。
♂が捕まえてきた小魚を♀にプレゼント。コアジサシ独特の求愛行動です。
ツバメくらいの大きさで、ツバメくらいの速さで飛ぶものの、ホバリングしてくれるのでツバメより撮りやすいです。
波打ち際で寛ぐコアジサシ、シロチドリは右岸に移動してました。
右岸先端にユリカモメとコアジサシとダイサギ。ユリカモメが一斉に飛び立つとつられたようにコアジサシもついて行きます。遠くへ行くのではなく周辺をぐるっと回って戻ってきます。
ちなみにこのユリカモメたち、冬場にここにいたユリカモメじゃなくて、ずっと南の方で越冬したグループが旅鳥として香櫨園浜に立ち寄ったものと思われます。
正面の干潟にダイサギとコアジサシとガングロのユリカモメ。キアシシギもいます。
ふと振り返ると左手の水辺にチュウシャクシギが6羽。採餌よりも水浴びが目的で下りてきたようです。
空や水上にはコアジサシ、自分の位置から上下左右、サラウンド状態の鳥見です。
翼を広げて飛び立つところではなく水浴びしているところです。
片足上げて完全にお寛ぎモードです。右岸先端にシロチドリ。
トウネンがいて、その先にキアシシギとコアジサシ。
チュウシャクシギたちが東の方へ飛び立ちました。コアジサシやユリカモメたちのようにグルっと回って戻ってくるのではなく、次の中継地、たぶん淀川辺りへ向かったようです。
毎年4月から5月にかけ、比較的容易にチュウシャクシギたちに会うことができるのですが、フィリピンやニューギニア辺りで冬を越して、シベリア辺りの繁殖地へ向かう途中です。つまり日本で越冬するコハクチョウたちよりもさらに長い距離を移動していることになります。
春の渡りで多数やってくるチュウシャクシギですが、なぜか秋の渡りで見かけることはまれで、北行きと南行きでルートが異なるようです。キアシシギとコアジサシは仲良くお寛ぎ中。
コアジサシが活発に動き始めました。上空でホバリングして魚を探し、垂直に飛び込むコアジサシならではの漁です。
キアシシギが歩きまわってる浅瀬にコアジサシが集まってきました。
それを見たユリカモメも合流。コアジサシのランディングがカッコいいです。
コアジサシの動画も撮ったものの静止画だけで十分なくらいたっぷり撮らせてもらいまいした。
キアシシギもおやすみモードに入ったようです。まわりに被写体がいくらでもいるので1時間半で350枚撮ってました。
香櫨園浜は引き上げることにします。夙川河口から甲山、鯉のぼりの頭が橋に隠れてしまいました。
橋を渡って打出あたりの浜、ボラのジャンプが漸く撮れました。ここでもコアジサシが舞ってます。
芦屋浜へ
行ったことのない芦屋浜の方へ行ってみます。阪神間でご縁の薄い芦屋です。
宮川という運河のような川にキアシシギ。凝ったデザインの高層住宅街にダイエー、ダイエーは好きだったけど、イオンじゃなくてダイエーがある街は時代遅れの街の印象が拭えません。
香櫨園浜から3kmほど歩いて堤防を越えると小さな浜が広がりました。芦屋浜、芦屋川の河口です。
ここでもキアシシギ、今日はボッチのキアシシギばかりです。コアジサシも飛んでます。停泊している船は海技丸とあります。この近くにある海技大学校の訓練船です。南芦屋浜という外海に面した人工浜もあるのですが、もう歩きたくないので今日は止しておきます。
芦屋川の河川敷を歩きます。川面の殆どが雑草に覆われていて何かいそうでも見つけたのはこの大輪の黄色い花くらい。キクイモかと思ったら違うようです。夙川と比べて色気のあまりない川で、河口から阪神の駅まで夙川も芦屋川も1kmくらいですが、かなり遠く感じました。もう歩く元気は残っていないものの、まだ帰るのは惜しいので神戸へ向います。
朝も昼もエビ
元町で下りて中華街から横道に入ったところに見つけた双平という洋食屋さん。メンチカツ2個とエビフライのAセットです。このエビフライ、朝の海老天とは大違いでコロモは薄く、中身の直径2cm以上ありそうな噛みごたえすらあるエビにビックリ。エビフライ2本のBセットにすればよかったです。煮干し(たぶん)出汁のよく効いた味噌汁も旨く、エビが美味しい店は間違いないという持論が証明された思いです。
中突堤まで歩いてみたものの、港内クルーズの観光船ぐらいしか見当たりませんでした。船見物だとコンテナ船や貨物船も頻繁に通る天保山の方がずっと面白いです。
乙仲通という標識、貿易に携わっていただけにとても懐かしい名前です。定期船貨物の取次をする乙種仲立業、要は通関業者さんの事業所が並ぶ、いかにも神戸っぽい通りの名前です。既に潮位は高く淀川駅から海老江へ出てもしょうがないので、難波線で帰ります。伝法大橋の潮位はやはり高いです。