ウニと飛鳥II

大阪府の自然海岸は2か所しかなくても、その先和歌山県には自然海岸はいくらでもあります。加太海岸北側の小さな岬、城ケ崎へ行ってみました。

加太駅から15分ほど歩くと加太海岸、早朝なので海水浴の人はまだ少ないです。中央の小山が城ケ崎、その向こうは友ヶ島の地ノ島です。城ケ崎へは海岸沿いでも行けそうですが、北側の深山湾の方から回り込むと整備された道が続いていてイソヒヨドリ♀が出迎えてくれました。

田倉崎と淡路の生石鼻を結ぶラインより北側が大阪湾と定義されているので、ここもまだ大阪湾です。岩礁の向こうの岬が田倉崎。

甲羅の色や模様がずいぶん違うのですが、どちらもオウギガニの仲間と思われます。

イボニシを被ったヤドカリ、足先が白いのでホンヤドカリだと思うのですが、グリーンの背中は初めて見ました。

左上のソースを塗る前のお好み焼きみたいな色をしたのはたぶんウノアシ。

5cmくらいの背中が青い魚はたぶんトウゴロウイワシ。

小さな潮だまりに、ウニ発見!5cmくらいのムラサキウニ。上の石をどけてみました。間にいるのはヨロイイソギンチャク。

周りの石のかけらをかき集めて姿を隠し始めました。恥ずかしがりやのウニです。

一辺が30cmほどの正三角形の潮だまり、ここに5匹のムラサキウニがいました。眺めるだけにしておきます。

城ケ崎の磯、まだ引き潮です。

深山湾のイソヒヨドリ、♀ばかり複数いて、いい声で鳴いてます。

田倉崎へ行ってみることにします。

友ヶ島の島影にでっかい客船、飛鳥IIです。自分には縁の無い世界ですが、調べてみると阿波踊り・高松花火クルーズで、高松から明石海峡を廻って横浜に帰るところのようです。4泊5日で24万円から110万円、JRの富裕層限定列車と較べてかなりリーズナブルです。この美しさ、優雅さは、鉄道には太刀打ちできない、とも思います。

だいぶ潮位が上がってきたけど、堤防を越えて、磯に下りてみました。ヤドカリがいっぱいいる、と1匹裏返してみると、ヤドカリじゃなくて本物のイシダタミでした。

こっちはイシダタミを被ったヤドカリ。

田倉崎に着きました。向こうは太平洋、こちらは大阪湾です。その区切りを示すような白い波。

クサフグです。

なんばに戻り、回転ずしでウニを食べることにします。