島根県
勤め先の本社は島根県松江市にあります。元々島根県の人たちに支えられ育ってきた企業でもあります。
ということで二日間の島根県出張、それも松江から津和野まで広い島根県を横断する旅なりました。
県都松江は島根県の東端、森鴎外の生地として有名な津和野は島根県の西端にあり、200kmもの距離があります。東は出雲、西は石見で、言葉もかなり異なります。
出雲弁はかなり独特で、有名なのが「だんだん」=「ありがとう」ですね。語尾の「~がっ」というのが強く聞こえ、またしっかり聞いていないと分からなくなることがあります。
石見弁は「じゃけー」「きんさい」といった感じで広島弁に近く、出雲弁ほど難解ではないと思います。
自分と島根県との最初の出会いは、たぶんまだ高校生だった頃、三江線のC56を撮影、浜田から早朝の始発、C57牽引の鈍行で益田へ、山口県に入って特牛(こっとい)でD51を撮影という旅をした時です。(写真があるはずで、出てきたらアップします。)
C57の鈍行ではウォークマンで音鉄もしており、旧型客車のガラガラの車内や、ますだ~、ますだ~、というたぶん自分だけに向かっての車内放送を鮮明に覚えています。
それが益田に義理の父母を得ることになり、松江の会社に勤め、出張で石見を旅するという奇縁に感じ入るばかりです。
一言で島根を語ることなどできませんが、出雲も石見も郷土愛の強い、保守的ながらも合理的という印象を感じます。今後島根についても折を見て書いていきたいと思い、島根のカテゴリを作っておきました。
食べ物も文句なく美味しいです。今回の旅で出会った逸品、奥出雲のシャルドネです。
ワインは詳しくないのですが、大好きなフランケンワインとよく似た、かすかに発泡している、とても爽やかな一本、かなり気に入りました。今までに飲んだ国産ワインでは文句なくNo.1です。