繁昌亭第百九十二週
一年で一番気候の心地よいこの時期、天気も良い日曜日、色々行くところもあるだろうに、繁昌亭にお運びいただき、ありがとうございます…
補助椅子のチケットで入ったところ、最前列一番左に案内されました。角度的にちょっとキツいですが、それでも迫力が違います。
笑福亭呂竹、笑福亭右喬、桂かい枝、曲独楽の伏見龍水、笑福亭仁福、桂米左、仲入り後大御所旭堂南陵、東京から柳屋小里ん、桂わかば、笑福亭仁智、という顔ぶれです。
自分的にはまず、かい枝さん、このシニカルさはかなり自分テイストです。南陵さんの講談は奈良のお百姓と江戸の女スリの噺、講談と落語の違い、講談は史実を元にして、登場人物が特定されていること、という説明、ナルホドです。
大トリの仁智さん、記憶と異なり、かなり髪が少なくなっていたのですが、自作の新作落語、ホームランを打ってもクイズに正解しないと得点にならない、という新ルールでの阪神巨人戦を実況中継。
仁智さんの出囃子は、オクラホマミキサー、そう懐かしのフォークダンスです。これが実にいいのですが、仁智さん、どうやら遅刻したようで、やたら長い出囃子をじっくり楽しませてもらいました。
3つくらい離れた席で小学4、5年生くらいの女の子が大ウケしています。高座からもよく見えるようで、彼女を意識しているのが分かります。龍水さんに、今日はお嬢ちゃんが客席の皆をリードしてください、とまで言わせていました。落語家さんたちにとってはとても心強いサポーターになりそうです。
繁昌亭お馴染みの出演者全員でのお見送り、元参議院議員南陵さんのお見送りに感激。
待ち合わせの時間つぶしで入った天満駅前の立ち飲み、銀座屋。お酒だけでなく、ツマミがどれも安くて美味しい。
平均150円くらい、これはハマりそうです。
帰り道で撮した満艦飾の繁昌亭です。