Drupalのインストール
2010/02/16(火)
一気にDrupalサイト5つの制作を開始、一部はサーバーが同じモノもありますが、マルチサイトではなく全部別々です。 これからDrupalを始める方の参考になるかも知れないので、改めて手順をまとめておきましょう。 以下サーバーはcoreserver利用の場合です。
- MySQLのデータベースを作成します。
- Drupal6の最新版(現在は6.15)をダウンロード、解凍、アップロードします。
- 日本語訳をダウンロード、解凍、ルートディレクトリにアップロードします。
- ブラウザでインストールディレクトリを開き、インストールを開始します。
- 書き込みできませんというエラーがでるので、以下を書き込み可能(777)にします。 sites/default/setting.php sites/default/files sites/default/files/tmp sites/default/files/languages
- 再読込してコアシステムのインストールが完了です。setting.phpの書き込みを不可(644)にします。
- .htaccessの冒頭部分に以下を追加し、PHPをcgiモードにし、セーフモード状態でもDrupalが動くようにします。
AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php
- もひとつ、以下の内容でphp.iniを作成し、ルートディレクトリにアップロードします。参考
output_buffering = 4096 ; magic word for mbstring mbstring.language = neutral mbstring.http_input = pass mbstring.http_output = pass mbstring.encoding_translation = off mbstring.func_overload = 0 mbstring.internal_encoding = UTF-8
- ここまでで動作確認とエラーチェックをします。サイトの構築>テーマ、でGarlandの設定画面を開き、ヘッダーあたりの色を変えてみます。保存して、ヘッダーの色が変われば、画像やファイルアップロードも問題なく設定できていることになります。また、リポート>現状報告、を開き、エラーがでていないか、チェックしましょう。 エラーがある場合はDrupal.orgを検索したり利用しているホスティングサービス(coreserver等)の情報を検索しまくることになります。 なお、ここでupload progressが有効になっていませんという「注意」が表示されても、たぶん問題ないです。
- 次にモジュールのアップロードです。コアインストール後作成されたsites/all/modulesディレクトリにアップロードします。 自分的に定番で使っているモジュールは以下となります: backup_migrate / cck* / contemplate /date / devel / filefiled* / imageapi* / imagechche* / imagecache_actions / imce / imce_wysiwyg / lightbox2 / mollom / pathauto* / publishcontent / tac_lite token* / views* / wyiwig* / xmlsitemap *は特に必須と思われるものです。
- sites/all/libariesというディレクトリを作成し、ここにwysiwygモジュールに対応したエディタをアップロードします。Tiny MCEの場合、ここ(wysiwygモジュールの設定画面からもリンクが表示されます)から本体と日本語ランゲージパックをそれぞれダウンロード、解凍します。sites/all/libraries/tinymceとなるようにアップロードします。日本語ランゲージパックは、sites/all/libraries/tinymcs/jscripts/tiny_mceディレクトリにアップロード、ディレクトリを上書きする感じになります。 これで必要なファイルのアップロードは完了です。
- サイトの構築>モジュール、でモジュールをインストール(有効化)します。アップロードしたモジュールに複数のモジュールが含まれています。全部を有効化するのではなく、使うものだけを有効化するようにした方がベターだと思います。不要なインターフェースが増えると管理が面倒になります。
- インストールしたモジュールで最初に設定しておくべき設定を行います。まずは環境設定>入力書式、でデフォルトの書式を選択します。 次に環境設定>wysiwyg、でデフォルトの書式に対しエディタを設定(ここではTinyMCE)し、その設定画面を開き、エディタの機能を細かく決めます。 TinyMCEの場合、Basic setupで言語をjaにし、Buttons and pluginsで組み込むボタンを選択します。自分の場合、通常以下の設定です: Bold / Align right / Bullet list / Numbered list / Undo / Redo /Link / Unlink / Image / Forecolor /Advanced image / HTML block format / Paste from Word / IMCE / Teaser break あまり沢山組み込まない方がいいと思います。
- 次にImagecacheの設定です。サイトの構築>画像キャッシュ、を開き、新しいプリセットを作成します。とりあえず、Scaleで幅240くらいを設定しておくと使い易いと思います。
- コンテンツタイプ毎にフィールドを追加します。画像のフィールドは、ラベル=画像、Field name=Images、フィールドタイプ=ファイル、Form element=画像でフィールドを作成、画像解像度=1024x768くらいに、値の数=無制限、に設定すると使い易いと思います。 次に、フィールドの表示のタブを開き、作成した画像フィールドの表示方法を設定します。ラベル=非表示、ティーザー、完全なノードとも、上記14で作成したプリセットからオリジナル画像にしておくと使い易いと思います。
- さらにコンテンツタイプ毎の編集画面を開き、ワークフローの設定、コメントの設定を確認します。ストーリーはデフォルトで、フロントページに掲載になっているので、チェックを外しておきます。
- あとはサイトの必要に応じて、コンテンツタイプ毎にテキストフィールド等を追加、さらにコンテンツタイプを追加し、コンテンツ作成を始めましょう。
- ひとつでもコンテンツを作成し、フロントページに掲載、あるいは、サイトの構築>サイト情報、でデフォルトのフロントページを設定しておかないと、フロントページはDrupalの説明書きになってしまいます。
- いくつかコンテンツができたらViewsでブロックを作ってサイドバーに表示しておきます。
- いくつかコンテンツとブロックができたら、テーマの作成に取り掛かります。
だいたいここまでで慣れてくると1時間~2時間の作業といったところでしょうか・・・ テーマはデフォルトのテーマ、一般的にはGarlandを元にカスタマイズする方法の他、Zenのテーマをインストールし、これをオーバライドする方法もいいかも知れません。 自分の場合、Garlandをベースにした自分用テーマが使い易く、これをベースにサイト毎にカスタマイズする方法にしています。