ユニクロカレンダー

ユニクロカレンダーがVOL3になっていました。ブログパーツ設置は好みではないのですが、これは楽しませてくれます。黒部渓谷鉄道や大井川鉄道あぷとラインも登場します。

ところで、これってずっとジオラマを作って撮影したものとばかり思ってました。Nスケールなのか、HOスケールなのか、それにしても良くできていて、すごくコストも手間も掛かっているな、さすがユニクロ、と思っていたわけです。

が、よくよく見ていると、あまりにもリアルな動き、それにこれだけのジオラマなんてできるはずがない、と漸くお馬鹿さんな自分でも気づきました。

調べてみると、ティルトシフトレンズという特殊なレンズを使用して、画面の被写界深度(ピントが合っている領域)を極端に狭くしミニチュアのように見せる手法で撮影した写真を何万枚も使用してアニメーションにしたものだそうです。

ティルトシフトレンズ自体かなり高価なもので、かつ使いこなすことも易しくはないようです。撮影するだけでなく、Photoshopとかで加工することもやればできるようです。

ティルトシフトで検索すると、国内外のさまざまな写真やそれによる動画アニメを見つけることができますが、ユニクロカレンダーのクォリティのものは見当たりません。

神戸長田の鉄人28号の工事現場なんか、ミニチュアっぽく見せるには最高の素材で、その発想もすごいと思います。

コンセプトと技術、それと根性あるいは執念といったものが高いレベルで結晶したきわめてすぐれた作品と再確認しました。