真冬に蝶

伊丹の昆陽池公園です。

ここでもメジロとサザンカ。

池の南端に給餌場と観察用の橋が設置されていて、コブハクチョウやユリカモメ、それにいろんなカモたちが集まってきています。

ハシビロガモとキンクロハジロ

オナガガモ

コクガン、ふつう関西までやってくることはない鳥ですが、怪我をして以来ここで保護されているそうです。ちなみに天然記念物です。

見慣れないカモが。調べてみたところ合鴨農法でおなじみのアイガモのようです。

合鴨農法を実践している農家で伺ったことがあるのですが、田植えの頃雑草の除草などに大活躍するのはヒナだけで、大きくなると放鳥が許されないので、カモ鍋とかにされてしまう他ないそうです。この子はどうやら運良くカモ鍋にならずにすんだようです。

コブハクチョウ、結構な数がいます。

中の島はカワウがいっぱい。この中の島、上からみると日本列島の形をしています。

Google Mapの昆陽池。「東京」の南「小笠原」あたりの枠に囲まれた部分が給餌場です。

エンブラエルE170、熊本行JAL2385便、この小さな日本列島を眺めるには左側の窓側が良さげです。


実は今日の一番の目的は鳥見ではなく、上の航空写真の「シベリア」あたりに位置している伊丹市昆虫館のチョウ温室です。

コノハムシやネプチューンオオカブトの生体展示の先にチョウ温室があります。

温室の中はまさにパラダイスという言葉がぴったり、1月1日現在のデータでは14種類853匹が飛んでいます。

小雪の舞い散る外から温室に入ってきたので、カメラのレンズが曇ってしまいました。曇りが取れるまでiPhone6で撮影したリュウキュウアサギマダラとオオゴマダラです。

曇りが取れたのでFinePix S1にもどります。

一番目立つのがオオゴマダラ、南西諸島に生息する日本最大級の蝶で、大きいだけでなく、ここでは数も最大勢力です。

続いて多いのがリュウキュウアサギマダラ。

スジクロカバマダラ

クロアゲハとムラサキマダラ

カバタテハとコノハチョウ

1階から入って2階へと坂道を登って行くようになっているのですが、3回廻ってきました。

4階は展望台になっていて「北海道」部分が望めました。「石狩湾」で羽を広げてじっとしているカワウ。

鳥見に戻ります。コブハクチョウ、数えてみたら22羽いました。

あたりまえですが昆陽池のコブハクチョウは飛びます。他では飼育されたコブハクチョウは飛べなくされていることも多いようですが、ここの飼育レベルかなり高いようです。

カワセミ!惜しい、目が隠れてしまいました。

ミコアイサ♀がいました。探せばパンダガモ(ミコアイサ♂)がいるのかもしれません。